福島市写真美術館
福島県福島市にある美術館
福島市写真美術館(ふくしまし しゃしん びじゅつかん)は、福島県福島市にある主に写真を展示することを目的とした美術館。別名、花の写真館[1]。福島市中心部の信夫山の麓に2003年(平成15年)4月15日開館した。
福島市写真美術館 Fukushima City Museum of Photography | |
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施設情報 | |
正式名称 | 福島市写真美術館 |
愛称 | 花の写真館 |
専門分野 | 写真・映像専門の美術館 |
事業主体 | 福島市振興公社 |
開館 | 2003年 |
所在地 |
〒960-8002 福島県福島市森合町11番36号 |
位置 | 北緯37度45分51.89秒 東経140度27分47.33秒 / 北緯37.7644139度 東経140.4631472度座標: 北緯37度45分51.89秒 東経140度27分47.33秒 / 北緯37.7644139度 東経140.4631472度 |
外部リンク | http://www.f-shinkoukousha.or.jp/hanano-shashinkan/ |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集写真家の秋山庄太郎が、市内渡利にある花見山公園を「福島には桃源郷がある」と全国に紹介し、福島市の観光に貢献したことから2001年(平成13年)10月に福島市ふるさと栄誉賞が贈られ、その折、秋山から作品の寄贈を受け、当施設が開館した。秋山庄太郎を顕彰する品々が旧所長室に常設展示されており、各種企画展やワークショップも開かれている。
建物は1922年(大正11年)、逓信省電気試験所福島試験所として建てられ、後に日本電気計器検定所として使われた。石造2階建て、寄棟、瓦葺きの建物であり、柱型を意識するように上部がデザイン化されている。玄関周りを外壁面から張り出すことで正面性を強調させ、屋根上部まで伸びたパラペットやレリーフ、玄関屋根廻りの意匠などが建物を印象的なものとしている。大正時代に建てられた近代建築の遺構として貴重なことから2002年(平成14年)6月に市有形文化財に指定され、長い間歴史的建築物として市民に親しまれてきた。一階の内装も美術館の開館にあわせ建設当時に復元されており、玄関や漆喰壁、レリーフに当時の面影が窺える。
2011年3月11日の東日本大震災で被災し約10年間休館していたが、耐震工事を行い、2021年5月29日にリニューアルオープンした[1]。
利用
編集- 開館時間
- 9時 - 16時30分
- 休館日
- 年末年始(12月29日 - 1月3日)
交通
編集- 公共交通
- 車移動
出典
編集- ^ a b 花の写真館が10年ぶりに開館 福島市で復旧工事が終了しテープカット 福島民報、2021年6月2日閲覧。