神野駅
神野駅(かんのえき)は、兵庫県加古川市神野町西条にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)加古川線の駅である[2]。
神野駅 | |
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北口駅舎(2011年7月) | |
かんの Kanno | |
◄日岡 (2.5 km) (2.6 km) 厄神► | |
所在地 | 兵庫県加古川市神野町西条623 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■加古川線 |
キロ程 | 4.8 km(加古川起点) |
電報略号 | カノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
901人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)4月1日[1] |
備考 | 無人駅 |
歴史
編集- 1913年(大正2年)4月1日:播州鉄道が加古川町駅(現在の加古川駅) - 国包駅(現在の厄神駅)間で開業した際に、同線の停留場として設置[2][3]。旅客営業のみ[1]。
- 1923年(大正12年)12月21日:路線譲渡により播丹鉄道の停留場となる[4]。
- 1929年(昭和4年)8月23日:停留場から駅に昇格[1]。
- 1943年(昭和18年)6月1日:播丹鉄道の国有化により、鉄道省加古川線の駅となる[5]。
- 1948年(昭和23年)3月:駅舎改築[2]。
- 1973年(昭和48年)10月1日:荷物の取り扱いを廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 1990年(平成2年)6月1日:加古川鉄道部発足により、その管轄となる。
- 2009年(平成21年)7月1日:加古川鉄道部廃止に伴い神戸支社直轄へ変更され[6]、加古川駅の被管理駅になると同時に、ジェイアール西日本交通サービス(現在のJR西日本交通サービス)による業務委託駅となる[7]。
- 2010年(平成22年)10月2日:北口駅舎使用開始[8]
- 2016年(平成28年)3月26日:ICカード「ICOCAの利用が可能となる[9]。ICカード専用簡易改札機で対応。
- 2022年(令和4年)
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旧南口駅舎(2006年3月)
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を持ち[2]、行き違い設備を有する地上駅になっている[2]。当駅は無人駅である。線路はほぼ東西に走っている。加古川方面の線路が直線となっている[2]が、出発信号機が片方向にしか付けられていないため、逆線発車はできない。その他加古川方面の線路の日岡側に安全側線がある[2]が、これは加古川線の電化に際し新たに設けられたものである。厄神側は上下線の線路が合流するまでの距離が比較的長く、十分な過走距離が取れることから安全側線は設けられていない。加古川方面ホームと厄神方面ホームとは屋根つきの跨線橋で連絡している。かつて、改札口は、南側のみであったが、北側にも住宅が多く、2010年10月に駅舎が新設された[2]。
北口駅舎は、JR西日本と加古川市が共同で2010年3月に着工したもので、2010年10月2日に供用開始された。ひさしの曲線が加古川の流れを表現し、地場産業である建具を反映した木材が壁面の一部に使われている。総床面積は約65平方メートルである。隣接して加古川市のコミュニティー施設も建設されている[8]。従来、南側駅舎に設置されていたみどりの窓口が移転した。
南口駅舎は、北口駅舎の供用開始後、改築された。旧駅舎は、1948年(昭和23年)建築の木造平屋建で、瓦葺の大きな屋根が特徴的な建物となっていた。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 加古川線 | 下り | 粟生・西脇市方面[11] |
2 | 上り | 加古川方面[11] |
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加古川方面。安全側線が見られる(2012年12月)
利用状況
編集「兵庫県統計書[12]」によると、2021年(令和三年)度の1日平均乗車人員は887人であり[13]、加古川線内の途中駅では粟生駅に次いで第2位の利用者数である。
長らく当駅が線内の途中駅で一番利用が多かったが、2020年に粟生駅に抜かれた。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 1,595 |
2001年 | 1,515 |
2002年 | 1,449 |
2003年 | 1,398 |
2004年 | 1,357 |
2005年 | 1,329 |
2006年 | 1,298 |
2007年 | 1,283 |
2008年 | 1,259 |
2009年 | 1,190 |
2010年 | 1,143 |
2011年 | 1,146 |
2012年 | 1,139 |
2013年 | 1,131 |
2014年 | 1,100 |
2015年 | 1,117 |
2016年 | 1,101 |
2017年 | 1,084 |
2018年 | 1,071 |
2019年 | 1,057 |
2020年 | 868 |
2021年 | 887 |
2022年 | 901 |
駅周辺
編集加古川市北部の住宅街として発展している。駅の周辺には数多くの史跡がある。
- 加古川北市民センター
- 北山公園・西条廃寺跡(国指定史跡)
- 西条古墳群(国指定史跡)
- 行者塚古墳(国指定史跡)
- 尼塚古墳(国指定史跡)
- 人塚古墳(国指定史跡)
- 城山
- 西条八幡神社
- 愛宕神社
- 稲根神社(二塚古墳)
- 近畿安全衛生技術センター
- 兵庫県立加古川医療センター
- 加古川市立神野小学校
- 加古川市立陵北小学校
バス路線
編集「神野駅前」停留所にて、かこバスミニの路線が発着する。なお、以前は神姫バスが乗り入れていたが、廃止された。
- 中河原 / 高岡会館
- 広尾東 / 磐西 ※磐西行は1日1便のみ
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、239頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d e f g h 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、201頁。ISBN 9784343006028。
- ^ 官報 第202号 1913年4月5日
- ^ 『鉄道省鉄道統計資料. 大正12年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 官報 第4907号 1943年5月25日
- ^ 足立 聡 (2009年6月19日). “加古川鉄道部廃止 JR西、神戸支社直轄に”. 神戸新聞. 2009年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月2日閲覧。
- ^ “加古川鉄道部を7月1日付廃止 JR西日本神戸支社”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年6月25日)
- ^ a b 交通新聞2010年10月7日
- ^ 『平成28年春ダイヤ改正について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年12月18日 。2016年3月26日閲覧。
- ^ JR時刻表2022年3月号
- ^ a b “神野駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年8月31日閲覧。
- ^ 兵庫県統計書
- ^ 兵庫県. “兵庫県統計書令和3年(2021)”. 兵庫県. 2023年6月18日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 神野駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道