神戸暖稀羽

北海道岩見沢市出身の女子競輪選手

神戸暖稀羽(かんべ ののは、2003年11月5日 - )は、北海道岩見沢市出身[1][2]女子競輪選手日本競輪選手会北海道支部所属、ホームバンクは函館競輪場日本競輪選手養成所(以下、養成所)第124期。師匠は中里福太郎(113期)。

神戸 暖稀羽
Nonoha Kanbe
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (2003-11-05) 2003年11月5日(21歳)
出身地 北海道岩見沢市
身長 154.0cm
体重 52.0kg
選手情報
登録番号 015755
所属 日本競輪選手会北海道支部
ホーム 函館競輪場
期別 124期
脚質
登録地
2023- 北海道
選手情報 KEIRIN.JP
■最終更新日:2024年5月8日  テンプレートを表示

来歴

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小学6年生の冬に、たまたま観たKEIRINグランプリ2015テレビ中継で初めて競輪、そしてガールズケイリンを知ったことで競輪に興味を持ち、小学校の卒業文集では「競輪選手になりたい」と書いた[1]2016年4月には、函館競輪場に出向いてガールズケイリン(4月16日 - 18日の函館FII)を生観戦した[3]ことで、自身も競輪選手を目指すことを決意[4]。ちなみにこの時、大好きだったチョコレートを「競輪選手になるまで食べない」と決意し「チョコ断ち」した[4]が、競輪選手として本格デビューした2023年7月にようやく解禁した[5]

スポーツ暦は、小学4年生からバレーボールを始め、中学まで続けた[1]。また、中学校に入学するとバレーボールと並行して自転車競技にも取り組み、北海道で行われる自転車のロードレースや記録会などにも参加するようになる。元々競輪選手を志望していたこと、そしてバレーボールで活躍するには身長が足りないことからバレーボールは中学でやめ、高校は自転車競技部のある学校への進学を決意。そして北海道で唯一競輪場がある函館市にある、自転車競技部の強豪でもある函館大谷高等学校[4]特待生として進学[1]

高校では、1年生で全国大会インターハイに出場、500mタイムトライアル決勝6位となったほか、国体出場を果たす。2年生の時には当時の北海道で男女通じて唯一、自転車競技強化指定選手に選出された[1]ほか、函館競輪場のガールズケイリン選手養成プロジェクト「ホワイトガールズプロジェクト」に、先に競輪選手としてデビューした畠山ひすいとともに初の高校生訓練生として加入[4]。ほかにも、北海道は気候の関係で実質一年の半分は満足な練習ができないため[注釈 1]、競輪選手になる夢を叶えるべく、冬季移動の遠征費用やワットバイク購入費用をクラウドファンディングにて募った(目標額に達しプロジェクトは成功)[1]

2022年1月13日、養成所第124回生入所試験に合格[7]。養成所での訓練成績は16位(5勝)[8]卒業記念レースでは決勝戦5着[9]

2023年5月5日、四日市FII「競輪ルーキーシリーズ」にてデビュー、デビュー戦で初勝利を挙げる。7月26日の青森FI最終日第5レース(一般)で、本格デビュー後初勝利。

2024年には副腎不全を患い2か月もの間入院生活を余儀なくされるなど長期欠場したが[10]、11月14日からの奈良FIで復帰。

脚注

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注釈

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  1. ^ 北海道のほか、東北や北陸では、冬季は降雪もありバンクや公道での練習ができないことから、これらの地域の選手の多くは春先にかけて温暖な地域に移動して練習を行う。これを「冬季移動」と呼ぶ[6]

出典

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  1. ^ a b c d e f 最北端の函館競輪場からプロ競輪選手を目指す!道産子女子高生が親元を離れて挑戦”. CAMPFIRE (2020年1月24日). 2023年5月25日閲覧。
  2. ^ WGP 選手・訓練生 紹介”. 函館けいりん. 2023年5月24日閲覧。
  3. ^ “【競輪】新人の神戸暖稀羽は憧れの奈良岡彩子と隣枠に喜ぶが「憧れるのは今だけですね」/青森”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年7月23日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202307230000995.html 2023年7月24日閲覧。 
  4. ^ a b c d “北海道の競輪選手育成プロジェクトに初の女子高生”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年6月8日). https://www.nikkansports.com/sports/cycling/news/202006080000515.html 2023年1月30日閲覧。 
  5. ^ 神戸暖稀羽 [@kanbe__2] (2023年7月21日). "チョコレート解禁しました。". X(旧Twitter)より2023年7月24日閲覧
  6. ^ “加藤恵は当地に転居して1年余り「まだ恩返しできていない」決勝進出でアピールだ/小田原”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年2月8日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202202080000039.html 2022年2月8日閲覧。 
  7. ^ 日本競輪選手養成所第124回(女子)選手候補生入所試験合格者名簿” (PDF). JKA (2022年1月13日). 2023年5月25日閲覧。
  8. ^ 競走成績戦法別一覧表(第 124 回生)総合” (PDF). JKA (2023年3月2日). 2023年5月25日閲覧。
  9. ^ 第124回選手候補生 卒業記念レース 全着順一覧” (PDF). JKA (2023年3月2日). 2023年5月25日閲覧。
  10. ^ “【競輪】病を経験した神戸暖稀羽は前回2着で走れる喜び実感「楽しくやれている」/熊本ミッド”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年12月5日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/mid_cal/news/202412050000833.html 2024年12月5日閲覧。 

外部リンク

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