神奈川県第5区 (中選挙区)
神奈川県第5区(かながわけんだい5く)は、かつて衆議院に存在した選挙区。1975年の公職選挙法改正によって生まれた選挙区で、それまでは3区の一部だった。廃止に至るまで定数は3。
区域
編集1975年(昭和50年)の公職選挙法改正当時の区域は以下のとおりである(定数3、以降変更なし)[1]。この地域は、現在の小選挙区では、17区の全域と15区・16区の一部となっており、現在の5区とはまったく関係がない。
選出議員
編集選挙名 | 年 | #1 | #2 | #3 |
---|---|---|---|---|
第34回衆議院議員総選挙 | 1976年 | 河野洋平 (新自由クラブ) |
河村勝 (民社党) |
平林剛 (日本社会党) |
第35回衆議院議員総選挙 | 1979年 | 河野洋平 (新自由クラブ) |
河村勝 (民社党) |
亀井善之 (自由民主党) |
第36回衆議院議員総選挙 | 1980年 | 亀井善之 (自由民主党) |
河野洋平 (新自由クラブ) |
平林剛 (日本社会党) |
第37回衆議院議員総選挙 | 1983年 | 河村勝 (民社党) |
河野洋平 (新自由クラブ) |
富塚三夫 (日本社会党) |
第38回衆議院議員総選挙 | 1986年 | 亀井善之 (自由民主党) |
河野洋平 (新自由クラブ) |
河村勝 (民社党) |
第39回衆議院議員総選挙 | 1990年 | 富塚三夫 (日本社会党) |
河野洋平 (自由民主党) |
亀井善之 (自由民主党) |
第40回衆議院議員総選挙 | 1993年 | 河野洋平 (自由民主党) |
小泉晨一 (日本新党) |
亀井善之 (自由民主党) |
候補者の当落
編集姓名 | 党派 | 1976年 | 1979年 | 1980年 | 1983年 | 1986年 | 1990年 | 1993年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
河野洋平 | 新自由クラブ-自由民主党 | 当選4 | 当選5 | 当選6 | 当選7 | 当選8 | 当選9 | 当選10 |
河村勝 | 民社党 | 当選4 | 当選5 | 落選 | 当選6 | 当選7 | ||
平林剛 | 日本社会党 | 当選5 | 落選 | 当選6 | ||||
亀井善之 | 自由民主党 | 落選 | 当選1 | 当選2 | 落選 | 当選3 | 当選4 | 当選5 |
岡村共栄 | 日本共産党 | 落選 | 落選 | 落選 | 落選 | |||
富塚三夫 | 日本社会党 | 当選1 | 落選 | 当選2 | 落選 | |||
大石尚子 | 民社党 | 落選 | ||||||
熊田和武 | 日本共産党 | 落選 | 落選 | 落選 | ||||
小泉晨一 | 日本新党 | 当選1 |
選挙結果
編集解散日:1993年(平成5年)6月18日 投票日:1993年(平成5年)7月18日
当日有権者数:875,141人 最終投票率:62.07%(前回比: 5.84ポイント)
当落 | 氏名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 河野洋平 | 56 | 自由民主党 | 前 | 163,505票 | 30.50% | |
当 | 小泉晨一 | 45 | 日本新党 | 新 | 129,609票 | 24.17% | |
当 | 亀井善之 | 57 | 自由民主党 | 前 | 116,945票 | 21.81% | |
富塚三夫 | 64 | 日本社会党 | 前 | 100,233票 | 18.70% | ||
熊田和武 | 53 | 日本共産党 | 新 | 25,845票 | 4.82% |
解散日:1990年(平成2年)1月24日 投票日:1990年(平成2年)2月18日
当日有権者数:808,785人 最終投票率:67.91%(前回比: 0.77ポイント)
当落 | 氏名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 富塚三夫 | 60 | 日本社会党 | 元 | 165,584票 | 30.33% | |
当 | 河野洋平 | 53 | 自由民主党 | 前 | 135,957票 | 24.91% | |
当 | 亀井善之 | 53 | 自由民主党 | 前 | 132,747票 | 24.32% | |
大石尚子 | 53 | 民社党 | 新 | 89,160票 | 16.33% | ||
熊田和武 | 49 | 日本共産党 | 新 | 22,420票 | 4.11% |
解散日:1986年(昭和61年)6月2日 投票日:1986年(昭和61年)7月6日
当日有権者数:739,618人 最終投票率:68.68%(前回比: 2.06ポイント)
当落 | 氏名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 亀井善之 | 50 | 自由民主党 | 元 | 145,553票 | 29.08% | |
当 | 河野洋平 | 49 | 新自由クラブ | 前 | 125,043票 | 24.99% | |
当 | 河村勝 | 70 | 民社党 | 前 | 110,197票 | 22.02% | |
富塚三夫 | 57 | 日本社会党 | 前 | 97,762票 | 19.53% | ||
熊田和武 | 46 | 日本共産党 | 新 | 21,895票 | 4.38% |
解散日:1983年(昭和58年)11月28日 投票日:1983年(昭和58年)12月18日
当日有権者数:703,369人 最終投票率:66.62%(前回比: 7.60ポイント)
当落 | 氏名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 河村勝 | 68 | 民社党 | 元 | 128,493票 | 27.57% | |
当 | 河野洋平 | 46 | 新自由クラブ | 前 | 114,839票 | 24.64% | |
当 | 富塚三夫 | 54 | 日本社会党 | 新 | 99,202票 | 21.29% | |
亀井善之 | 47 | 自由民主党 | 前 | 93,669票 | 20.10% | ||
岡村共栄 | 41 | 日本共産党 | 新 | 29,854票 | 6.41% |
解散日:1980年(昭和55年)5月19日 投票日:1980年(昭和55年)6月22日
当日有権者数:648,094人 最終投票率:74.22%(前回比: 10.81ポイント)
当落 | 氏名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 亀井善之 | 44 | 自由民主党 | 前 | 121,494票 | 25.63% | |
当 | 河野洋平 | 43 | 新自由クラブ | 前 | 110,268票 | 23.26% | |
当 | 平林剛 | 58 | 日本社会党 | 元 | 104,838票 | 22.11% | |
河村勝 | 64 | 民社党 | 前 | 98,126票 | 20.70% | ||
岡村共栄 | 37 | 日本共産党 | 新 | 39,387票 | 8.31% |
解散日:1979年(昭和54年)9月7日 投票日:1979年(昭和54年)10月7日
当日有権者数:635,509人 最終投票率:63.41%(前回比: 9.57ポイント)
当落 | 氏名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 河野洋平 | 42 | 新自由クラブ | 前 | 101,177票 | 25.34% | |
当 | 河村勝 | 64 | 民社党 | 前 | 88,439票 | 22.15% | |
当 | 亀井善之 | 43 | 自由民主党 | 新 | 84,234票 | 21.09% | |
平林剛 | 57 | 日本社会党 | 前 | 83,517票 | 20.91% | ||
岡村共栄 | 37 | 日本共産党 | 新 | 41,963票 | 10.51% |
任期満了日: 投票日:1976年(昭和51年)12月5日
当日有権者数:600,156人 最終投票率:72.98%(前回比:ポイント)
当落 | 氏名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 河野洋平 | 39 | 新自由クラブ | 前 | 161,081票 | 37.12% | |
当 | 河村勝 | 61 | 民社党 | 前 | 96,649票 | 22.27% | |
当 | 平林剛 | 55 | 日本社会党 | 前 | 74,633票 | 17.20% | |
亀井善之 | 40 | 自由民主党 | 新 | 56,509票 | 13.02% | ||
岡村共栄 | 34 | 日本共産党 | 新 | 45,107票 | 10.39% |
脚注
編集- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第075回国会 制定法律の一覧 >法律第六十三号(昭五〇・七・一五)”. 衆議院 (1975年7月15日). 2022年1月22日閲覧。地名は1975年(昭和50年)当時のものである。
関連項目
編集- 大石尚子(1990年に当選挙区から立候補するが落選している。)
- 衆議院選挙区一覧 (1947-1993)