祐綏神社
山口県周南市にある神社
祐綏神社(ゆうすいじんじゃ)は、山口県周南市にある神社。祭神は徳山藩初代藩主・毛利就隆と9代藩主・毛利元蕃。社格は県社。江戸時代後期から明治時代初期に流行した、藩祖を祀った神社のひとつ。
祐綏神社 | |
---|---|
祐綏神社(山口県周南市) | |
所在地 | 山口県周南市大字徳山5854−7 |
主祭神 |
毛利就隆 毛利元蕃 |
社格等 | 県社 |
創建 | 文化8年閏2月15日(1811年4月7日) |
例祭 | 4月3日 |
概要
編集元来は、現在の周南市徳山動物園の中央部に位置しており、社号の由来は「神道明辨」の中にある「護神祐以綏萬民」という文から出されたものである。
徳山藩家中一同の要望により、徳山藩主毛利家の霊社として文化8年閏2月15日(1811年4月7日)、徳山藩初代藩主・毛利就隆を祭神に創建された。しかし明治になり、当主・毛利元功の東京移住に伴い神霊も東京に移った。
明治7年(1874年)、神霊の東京移転に伴って、旧藩士たちは神社建立の認可を得て再建し、「祐綏神社」とした。明治31年(1898年)10月、郷社に封ぜられる。大正4年(1915年)、県社に昇格し、9代藩主・毛利元蕃も祭神に加えられた。昭和20年(1945年)7月26日、徳山大空襲によって消失。昭和35年(1960年)11月、毛利家の寄付を受けて旧毛利邸内御霊社に再建された。