社川
日本の河川
社川(やしろがわ)は、福島県白河市から石川郡石川町にかけて流れる河川であり、一級水系阿武隈川水系の一次支流である。
社川 | |
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水系 | 一級水系 阿武隈川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 32.6 km |
流域面積 | 450.0 km2 |
水源 | 福島県白河市旗宿 |
河口・合流先 | 阿武隈川 |
流域 | 福島県白河市・東白川郡棚倉町・石川郡浅川町・石川郡石川町 |
地理
編集白河市南部の栃木県那須郡那須町との境をなす山中を水源とし西白河郡域東部(旧表郷村、棚倉町北部)を東へ流れ、石川郡浅川町にて流れを北に替え、同郡石川町にて支流の今出川と合流したのちに西白河郡矢吹町との境界をなす阿武隈川へ注ぐ。阿武隈川支流としては大きな流域面積を持ち、西側の社川流域と東側の今出川流域に大きく分けられる。社川本流の流域は田園風景が広がり、支流の最上流部のとして白河市民の憩いの場となっている南湖公園が位置している。
歴史
編集5、6万年前まで、社川は阿武隈川の本流であった。古い阿武隈川は、上流から山地を出た川谷で、今の阿武隈川が東に行くところを南東に下り、堀川と谷津田川の上流が作る谷を経由して、原中でさらに南東に向かって現在の社川の流路に入った。原中から北東に流れるようになってから、現在の社川が支流になった[1]。
また、今は久慈川流域になっている棚倉町中心部は、もと社川の流域であった。棚倉の小盆地に集まった河川は北に向けて流れていたが、南から進んできた久慈川によって河川争奪され、南へ流れるようになった[2]。
流域の自治体
編集主な支流
編集主な橋梁
編集- 下流より
- 王子橋(福島県道11号白河石川線)
- 日渡橋(福島県道75号塙泉崎線)
- 社川橋梁(JR水郡線)
- 滑川橋(福島県道277号社田浅川線)
- 童里夢橋(白河市道)
- 社川橋(福島県道44号棚倉矢吹線)
- 乙姫橋(白河市道)
- (福島県道278号釜子金山線)
- 社川橋(国道289号)
- 白川橋(福島県道76号伊王野白河線)
周辺
編集脚注
編集参考文献
編集- 小池一之・田村俊和・鎮西清高・宮城豊彦編『日本の地形』4(東北)、東京大学出版会、2005年。
外部リンク
編集- 阿武隈川水系福島圏域河川整備基本方針 - 福島県河川計画課