磁位(じい、: magnetic potential)とは、静磁場上にある点から強さ1の磁荷無限遠点にまで移動する際に、磁場が磁荷にする仕事のことである。静電場電位において電位を定めたのと同様に定められる。

磁場が磁荷にした仕事の大きさをとすると、磁位はと表せる。単位としてはアンペア(A)を用いる[1]

磁界は環状になるので、電位のような物理的意味は持たず、磁気回路を考えるために便宜上導入するものである[2]

脚注

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  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. “磁位 じい magnetic potential”. kotobank. 2022年9月4日閲覧。
  2. ^ 大川電子設計. “磁位”. 2022年9月4日閲覧。