硯箱
硯その他を納めておく箱
概要
編集種類として、平硯箱、重硯箱、浅硯箱などがあり、また裏梨子地、表蒔絵、螺鈿、描金などが施されることもある。文台と連作になるものもある。本阿弥光悦作の船橋硯箱は単独の作で、甲盛り被せ蓋、蒔絵描金の豪奢な代表であるとされる。
物品を人に見せ示すのに、硯箱に載せて、また蓋に載せて出す慣習もあった。 「うつほ物語」に、「中納言の君、紙もがなとの給へばきばみたる色紙一巻白き色紙一巻硯箱の蓋に入れて出されけり」とある。
記念品として
編集著名な硯箱
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舟橋蒔絵硯箱
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八橋蒔絵螺鈿硯箱
注釈・出典
編集- ^ 功労者九十二人が表彰を受ける『中外商業新報』昭和11年12月26日(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p675 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)