ビンブラスチン

抗悪性腫瘍剤の一つ
硫酸ビンブラスチンから転送)

ビンブラスチン(vinblastine)とは、抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)の一種。CAS登録番号865-21-4。硫酸塩が「エクザール」という商品名で発売されている。VLBまたはVBLの略号で表されることがある。初期の頃は、ビンカレウコブラスチン(Vincaleukoblastine)といわれていた。

ビンブラスチン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
Drugs.com monograph
MedlinePlus a682848
胎児危険度分類
  • AU: D
  • US: D
法的規制
薬物動態データ
生物学的利用能n/a
代謝Hepatic (CYP3A4-mediated)
半減期24.8 hours (terminal)
排泄Biliary and renal
データベースID
CAS番号
865-21-4 チェック
ATCコード L01CA01 (WHO)
PubChem CID: 241903
DrugBank DB00570 チェック
ChemSpider 211446 チェック
UNII 5V9KLZ54CY チェック
KEGG D08675  チェック
ChEBI CHEBI:27375 チェック
ChEMBL CHEMBL159 ×
NIAID ChemDB 002673
別名 vincaleukoblastine
化学的データ
化学式C46H58N4O9
分子量810.975 g/mol
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効果・効能

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副作用

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骨髄抑制、知覚異常、末梢神経炎、痙攣、錯乱、昏睡、昏蒙、イレウス、消化管出血、アナフィラキシー様症状、心筋虚血、脳梗塞、難聴、呼吸困難および気管支痙攣、間質性肺炎(類薬のビンデシンで)、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 (SIADH) 、悪心・嘔吐、口唇炎、消化不良、歩行困難、味覚異常、不安、不眠、無精子症、無月経、性腺(睾丸、卵巣)障害など、高血圧、レイノー現象など。

作用機序

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チューブリンとビンブラスチン(黄色)の複合体。チューブリンのαサブユニットを赤色で、βサブユニットを青色で示している。

あまり明らかではないが、本剤がチューブリンに結合することにより、細胞周期を分裂中期で停止させるとされる。ビンブラスチンのチューブリンに対する結合部位はβサブユニットの付近である。

関連項目

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