石川資章
石川 資章(いしかわ もとあき、1967年4月7日 - )は、兵庫県出身の医師でレーシングドライバー。現在、モナコ在住。
石川 資章 いしかわ もとあき | |
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生誕 |
1967年4月7日(57歳) 日本、兵庫県 |
職業 | 医師、レーシングドライバー |
配偶者 | あり |
プロフィール
編集モータースポーツ
編集F4/FD/耐久
編集当初はロータスカップなどへ参戦していた。2004年のF4西日本シリーズ第3戦TIラウンドにて、37歳でフォーミュラレースデビュー。その後2005年は、F4にスポット参戦しながらフォーミュラ・ドリームのドライバー・オーディションに合格し(このシリーズを戦うためには事前に審査が行われ合格しなければならない)、フル参戦を果たしている。2006年もF4にスポット参戦する傍ら、全日本スポーツカー耐久選手権に挑戦した。
F3
編集2007年は、40歳で全日本F3選手権に参戦。「親父の挑戦」として開幕前に話題を集めた(チームも新規参戦のSHION FORMULA LTD.)。若手ドライバーが上級カテゴリーを目指して戦う全日本F3において、史上最高齢記録であった。シーズン開幕当初は周回遅れになることもあったが、第3戦以降はトップと同一周回でレースを終えることが多くなり、第16戦仙台ラウンドでは、8位に入賞し初ポイント(3ポイント)を獲得した。
以後ポイントを重ね、全20戦中19戦で完走を果たしシリーズ12位(10ポイント獲得)でシーズンを終えた。シーズン開幕前に目標をインタビューされた時に「若手ドライバーの2秒落ち以内で走りたい」と答えており、この目標は達成されたと言ってよく、完走率の高さと相まって健闘したと評価されている。2011年も全日本F3選手権Nクラスに参戦し、若手プロドライバーに伍して2ポイントを獲得した。
フェラーリ・チャレンジ
編集2011年以降はフェラーリ・チャレンジ・アジアパシフィック選手権に参戦し、初年度より入賞を果たし、2012年度の日本ラウンド(鈴鹿サーキット)やアブダビラウンド(ヤス・マリーナ・サーキット)での総合2位入賞を含む複数回の表彰台を獲得しているほか、多数の入賞を果たした。
GT選手権
編集その後はフェラーリのセミワークスチームであるAFコルセに所属し、2015年11月には元スクーデリア・フェラーリのF1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラとミケーレ・ルゴロをチームメイトに、フェラーリ・458GT3をドライブしヴァレルンガ6時間レース参戦しクラス優勝、総合2位入賞を飾った。
2016年には同じメンバーでフェラーリ・488GT3をドライブし、ブランパンGTシリーズやFIA 世界耐久選手権に参戦した。ブランパンGTシリーズの開幕戦はPRO-AMクラスで2位、総合でも10位に入った。
2017年も、元ラルースF1ドライバーで、ル・マン24時間レースでの複数回の優勝経験もあるオリビエ・ベレッタらと、ブランパン耐久選手権とイタリアGT選手権にAFコルセから参戦した。
WEC
編集2018年より、日本国籍のチーム『MRレーシング』を率いてFIA 世界耐久選手権(WEC)にシーズン参戦する。2019年/2020年は引き続きフェラーリ・488 GTEをオリビエ・ベレッタと、ベレッタと同じく元F1ドライバーのエディ・チーヴァーの息子の、エディ・チーヴァー3世とともにドライブする。新車488 GTE Evoで、かつチーヴァー3世に代わりケイ・コッツォリーノがドライブしたシルバーストン4時間レースで、3位に入賞する活躍を見せた。
レース戦績
編集- 2004年 - F4西日本選手権シリーズ<Rd.3,5,6に出場>(#16 スクーデリアコルセ956/WEST956)
- 2005年
- フォーミュラ・ドリーム(#7 スクーデリアコルセFD/FD-03 H22A)
- F4西日本選手権シリーズ<スポット参戦Rd.1&4>(#16 スクーデリアコルセ056/WEST056)
- 新春 鈴鹿ゴールデントロフィーレース・ネオヒストリックカークラス(#8 スクーデリアカドウェル/カドウェル)(決勝8位)
- 2006年
- F4日本一決定戦(#16 メビオ・甲有会スクーデリアコルセ006/WEST006)(決勝18位)
- F4西日本選手権シリーズ<スポット参戦Rd.6>(#16 メビオ・スクーデリアコルセ006/WEST006)(決勝8位)
- 全日本スポーツカー耐久選手権・SP2クラス<スポット参戦Rd.2&3>(#15 真神パワーADVANミストRS倶楽部/SK5.2)
- 2007年 - 全日本F3選手権シリーズ(SHION FORMULA LTD. #16 Mainte・ShiOnFmu/ダラーラF306 3S-GE)(シリーズ12位)
- 2011年
- 全日本F3選手権シリーズNクラス<スポット参戦Rd.1〜9>(コルサ・スクーデリア F306/ダラーラF306 3S-GE)(シリーズ8位)
- フェラーリ・チャレンジ・アジアパシフィック(#33 トロフェオ・ピレリ、最高位3位)
- 2012年 - フェラーリ・チャレンジ・アジアパシフィック(#33 トロフェオ・ピレリ、最高位2位)
- 2013年 - フェラーリ・チャレンジ・アジアパシフィック(#33 トロフェオ・ピレリ、最高位2位)
- 2014年 - フェラーリ・チャレンジ・アジアパシフィック(#33 トロフェオ・ピレリ、スポット参戦)
- 2015年 - ヴァレルンガ6時間レース(総合2位、クラス優勝)
- 2016年 - ブランパンGTシリーズ(AFコルセ/フェラーリ・488GT3)
- 2017年
- ブランパンGTシリーズ(AFコルセ/フェラーリ・488GT3)
- イタリアGT選手権(AFコルセ/フェラーリ・488GT3)
- 2018年 - 2019年 FIA 世界耐久選手権(MRレーシング/フェラーリ・488GTE)
- 2020年- FIA世界耐久選手権
全日本フォーミュラ3選手権
編集年 | チーム | エンジン | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 順位 | ポイント |
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2007年 | SHION FORMULA LTD. | トヨタ | FSW1 10 |
FSW2 11 |
SUZ1 11 |
SUZ2 12 |
TRM1 12 |
TRM2 11 |
OKA1 12 |
OKA2 12 |
SUZ1 11 |
SUZ2 11 |
AUT1 12 |
AUT2 Ret |
AUT3 11 |
FSW1 12 |
FSW2 11 |
SEN1 8 |
SEN2 11 |
SEN3 9 |
TRM1 9 |
TRM2 9 |
12位 | 10 | |
2011年 | HANASHIMA RACING | N | SUZ1 11 |
SUZ2 12 |
FSW1 14 |
FSW2 14 |
FSW3 14 |
FSW1 13 |
FSW2 11 |
TRM1 12 |
TRM2 13 |
OKA1 | OKA2 | SUZ1 | SUZ2 | SUG1 | SUG2 | SUG3 | 8位 | 2 |
FIA 世界耐久選手権
編集年 | チーム | 使用車両 | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ランク | ポイント |
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2018-19年 | MR Racing | フェラーリ・488 GTE | LMGTE Am | SPA 5 |
LMS 5 |
SIL 7 |
FSW Ret |
SHA 6 |
SEB 5 |
SPA 8 |
LMS 5 |
9位 | 71 |
ル・マン24時間レース
編集年 | チーム | コ・ドライバー | 車両 | クラス | 周回 | 順位 | クラス 順位 |
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2018年 | MRレーシング | オリビエ・ベレッタ エディ・チーバー3世 |
フェラーリ・488 GTE | GTE Am |
324 | 38位 | 9位 |
医師
編集本業は、医療法人社団及び社会福祉法人甲有会の運営(理事長)で、自らも医師であり、高齢者医療(内科系)を専門としている。2016年に医療法人社団甲有会を売却。なお、引き続き社会福祉法人甲有会の運営には携わっている。