石川暢子

日本を代表するジュエリーデザイナー

石川 暢子(いしかわ のぶこ、1943年 - 2012年1月21日[1])は、日本を代表するジュエリーデザイナーの一人。独自の感性で、日本の美意識と西欧の様式美の世界をジュエリーに追い求めた。NOBUKO ISHIKAWA 創業者。

略歴

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1943年、静岡県富士宮市に生まれる[2][3]。1962年、静岡県立静岡高等学校卒業[4]。1966年、東京藝術大学工芸科卒業[3]市川市に居を構える[3]。1968年、東京藝術大学大学院彫金科修了[3]。1960年代よりジュエリーのデザイン、及び制作を始める。日展入選3回(~'70)。1970年、創作グループ 閑ジュウリー(現 NOBUKO ISHIKAWA)設立[3]。1980年、西ドイツ、オーストリア、イギリス、オーストラリア、スイス等、国際展多数招待出品。2012年1月21日、大動脈破裂のため[1]聖路加病院にて死去。社団法人日本ジュウリーデザイナー協会理事、社団法人日本ジュエリー協会理事を務めた。

個展

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その後の活動

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  • 2012 インド・ムンバイでのIIJW(インドインターナショナルジュエリーウィーク)のファッションショー参加
  • 2013/2015 ロンドンにてロールスロイスエンスージストクラブに招待
  • 2013 市川の文化人展「石川暢子回顧展」 市川市芳澤ガーデン
  • 2015 45周年展示会 フランス、イッシー・レ・ムリノー市 トランプ博物館 / フランス文化庁よりTheBestAward2015を受賞
  • 2015 創立45周年記念「石川暢子の世界」フランス帰国展 京都文化博物館
  • 2016 フランス、パリ Hotel Le MEURICE にて展示パーティ The most exquisite jewelry art of NOBUKO ISHIKAWA
  • 2016 エリザベス女王生誕90年即位65年記念式典招待 公式アルバムに掲載
  • 2016 「石川暢子の世界展」à Ichikawa 市川市芳澤ガーデン
  • 2016 スペイン、マドリード商工会議所 Palacio de Santoña にて作品展
  • その他 国際ジュウリーアート展 招待出品、毎日現代宝飾展、プラチナデザインコンテスト、他審査員多数。

著作および関連図書

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  • 『東西の様式美をジュエリーに石川暢子回顧展 : その45年の軌跡』 千葉県市川市文化国際部文化振興課編 2013
  • 『Nobuko Ishikawa : 30年の軌跡』 石川暢子 作 ; KANジュウリー編集 2001
  • 『Japanesque millennium』 石川暢子 作 KANジュウリー 1996
  • 『Japanesque millennium : 千年期 : 石川暢子作品集』 石川暢子 作 ; KANジュウリー編集 KANジュウリー1996
  • 『UR[30] : URジュウリー展30回記念』 URジュウリー協会 1989
  • 『UR[25] : URジュウリー展25回記念』 URジュウリー協会 1984.5
  • 『Le monde de Nobuko Ishikawa 1943-2012 artiste joaillière japonaise』 Nobuko Ishikawa 作 ; 石川佳柄 編 2015.1
  • 『石川暢子作品集』 石川暢子 作 閑ジュウリー 1987.11

脚注

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  1. ^ a b 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.42
  2. ^ 《静岡伊勢丹店》ノブコイシカワ in 静岡丹青会 2021.02.28
  3. ^ a b c d e 第14回市川の文化人展 石川暢子回顧展
  4. ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 180頁。

外部リンク

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