石川実 (社会学者)
石川 実(いしかわ みのる、1937年1月15日[2] - 2021年5月20日)は、日本の社会学者。奈良女子大学名誉教授。専門は理論社会学、社会心理学、家族社会学。
人物情報 | |
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生誕 |
1937年1月15日 日本 島根県益田市 |
死没 |
2021年5月20日(84歳没) 日本 京都府木津川市 |
出身校 |
島根県立益田高等学校 京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 社会学 |
研究機関 | 奈良女子大学 |
学位 | 文学博士(京都大学) |
称号 |
瑞宝中綬章 正四位 |
脚注 |
人物・来歴
編集島根県益田市出身。島根県立益田高等学校を経て、1965年京都大学文学部哲学科(社会学専攻)卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程(社会学専攻)中退。九州工業大学専任講師・助教授を経て、奈良女子大学助教授。フランス国立科学研究センター(CNRS)社会学研究センター共同研究員(1978年)、スタンフォード大学フーヴァー研究所及び社会学科客員研究員(1978年8月〜1979年3月)。その後、奈良女子大学教授(1986年〜)。2000年に停年退官して名誉教授となり[3]、ノートルダム清心女子大学大学院教授。放送大学奈良学習センター所長(客員教授を兼務)。2016年11月、瑞宝中綬章を受章[4]。
2021年5月20日1時、膵臓がんのため、京都府木津川市の自宅で死去[5]。84歳没。死没日をもって、正四位に叙される[6]。
著書
編集- 『嫉妬と羨望の社会学』世界思想社 2009
共編著
編集- 『日常世界の虚と実――アイロニーの社会学』(大村英昭・中野正大・宝月誠と共著)有斐閣 1983
- 『命題コレクション社会学』(作田啓一・井上俊らと共著)筑摩書房 1986
- 『ターミナル家族――家族のゆらぎと新たな起点』(大村英昭・塩原勉と共編著)NTT出版 1993
- 『ライフコースの社会学』(井上俊・上野千鶴子らと共著)岩波書店 1996
- 『現代家族の社会学--脱制度化時代のファミリー・スタディーズ』(編著)有斐閣 1997
- 『生活文化を学ぶ人のために』(井上忠司と共編著)世界思想社 1998
- 『高校家庭科における家族・保育・福祉・経済 「家庭総合」・「家庭基礎」指導の基礎知識』編 家政教育社 2002
- 『生活と家族』岸本幸臣共編著 コロナ社 ライブラリー生活の科学 2004
- 『生活の動態と経営』(奈良由美子らと共著)放送大学教育振興会 2005
翻訳書
編集脚注
編集- ^ “石川 実 (Minoru Ishikawa) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2021年9月15日閲覧。
- ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.43。
- ^ 石川実教授 略歴・業績一覧「奈良女子大学社会学論集」2000-03
- ^ “平成28年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 2. 2023年1月30日閲覧。 アーカイブ 2022年4月26日 - ウェイバックマシン
- ^ “石川實氏死去/奈良女子大名誉教授”. 四国新聞社. (2021年5月25日) 2021年6月29日閲覧。
- ^ 『官報』第523号13頁 令和3年6月29日号