石井忠

日本の漂着物研究者

石井 忠(いしい ただし、1937年10月28日 - 2016年5月30日[1])は、漂着物研究者。

福岡市生まれ。1960年國學院大学文学部史学科卒業。中学、高等学校教諭、九州産業大学非常勤講師を経て、古賀市立歴史資料館館長。2013年退任。福岡県文化財保護指導員、福岡市文化財保護審議会委員。漂着物学会を設立、会長を勤める。1980年『漂着物の博物誌』で樋口清之賞、1983年日本デザイン会議地域文化デザイン賞、98年福岡県文化賞受賞[2]

著書

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  • 『漂着物(ヨリモノ)の博物誌』西日本新聞社 1977
  • 『漂着物事典 海からのメッセージ』海鳥社 海鳥ブックス 1986 朝日文庫、1990
    • 『新編漂着物事典 海からのメッセージ』海鳥社 1999
  • 『海辺の民俗学』新潮選書 1992
  • 『ビーチコーミングをはじめよう 海辺の漂着物さがし』図書出版木星舎 2013

編共著

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  • 『海の標着物展図録 黒潮からのメッセージ』編 宗像ユリックス 1989
  • 『福岡を歩く』石滝豊美/河西照勝/後藤瑠美子/野村郁子/福田勉共著 新版 葦書房 2000
  • 『漂着物探験 風と潮のローマンス』語り 城戸洋著 みずのわ出版 2004

脚注

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  1. ^ 石井忠さん死去:朝日新聞
  2. ^ 『現代日本人名録』2002年