石井 トク(いしい とく)は、日本の看護学者看護師助産師。元日本赤十字北海道看護大学学長岩手県立大学名誉教授[1]。看護倫理学・母性看護学の第一人者。

略歴

編集

神奈川県横浜市に生まれる[1]法政大学法学部を卒業[1]。その後、日本赤十字中央女子短期大学看護婦を、日本赤十字社助産婦学校で助産婦資格を取得し、1997年平成9年)に『妊婦の姿勢と胎向が母体及び胎児心拍数に与える影響』で医学博士東京医科大学)を取得する[2]。 各地の赤十字病院勤務を経て、1982年千葉大学看護学部助教授、1993年広島大学医学部教授、1998年岩手県立大学看護学部教授。2006年日本赤十字北海道看護大学看護学部教授、2007年同2代学長に就任する。2011年3月学長退任[1]、定年退職。

著書

編集
  • 『医療事故-看護の法と倫理の視点から』(医学書院、1992)
  • 『バイオエシックスと看護』(出版研、1993)
  • 『マンガでわかるナースが防ぐ医療事故』共著(照林社、1999)
  • 『情報科学(系統看護学講座 基礎)』共著(医学書院、2001)
  • 『看護と医療事故-対応・分析・防止』(医学書院、2001)
  • 『現代社会の倫理を考える〈1〉看護の倫理学』(丸善、2002)
  • 『ナースが知っておきたい医療事故「30」の防止策』共著(照林社、2006)
  • 『医療事故を未然に防ごう-ナースに必要な危険予測』(中央法規出版、2004)
  • 『看護の倫理資料集-看護関連倫理規定/綱領/宣言の解説』野口恭子(丸善、2004)
  • 『ナースのための医療事故防止のポイント』黒住アキコ(照林社、2006)
  • 『看護のこころ 看護の倫理規定・綱領・宣言集』編集(丸善、2007)
  • 『患者を看る 薬の有害反応ハンドブック』根本昌宏(医歯薬出版、2009)
  • 『看護倫理学入門-文学作品を通して感性と問題解決能力を高める』野口恭子(医歯薬出版、2012)

参考

編集

脚注

編集
  1. ^ a b c d 看護倫理学入門 文学作品を通して感性と問題解決能力を高める/医歯薬出版株式会社”. 医歯薬出版株式会社. 2022年2月2日閲覧。
  2. ^ 『妊婦の姿勢と胎向が母体及び胎児心拍数に与える影響』