知念城
沖縄県南城市知念にあったグスク
知念城(ちねんじょう、琉球語: ちねんグスク)は、沖縄県南城市知念にある12世紀末から13世紀にかけて築城されたグスク(御城)跡である。代々同地の領主である知念按司が統治した城跡と考えられている。1972年(昭和47年)5月15日に国の史跡に指定されている[1]。
知念城 (沖縄県) | |
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城郭構造 | 連郭式山城 |
天守構造 | なし |
築城主 | 12世紀末〜13世紀 |
築城年 | 不明 |
主な改修者 | 内間大親(尚真王の異母兄弟) |
主な城主 | 知念按司 |
廃城年 | 1907年 |
遺構 | 曲輪、城壁、石垣、城門、按司墓 |
指定文化財 | 国の史跡 |
位置 | 北緯26度09分37秒 東経127度48分40秒 / 北緯26.16028度 東経127.81111度座標: 北緯26度09分37秒 東経127度48分40秒 / 北緯26.16028度 東経127.81111度 |
地図 |
概要
編集自然石を用いた野面積みの石垣を持つ古城と、加工した石を切石積みした石垣を持つ新城の、2つの曲輪から成るグスクである[1]。
2002年(平成14年)から行われた発掘調査で13世紀から15世紀にかけてを中心とした遺物が出土しているが、明治時代にいたるまで番所や学校などに使用され続けたため、中世から近代にかけての遺構が入り交ざった状態であるという[1]。
脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 知念城跡 映像ライブラリ - 南城市公式サイト