矢野圭吾

日本の陸上競技選手

矢野 圭吾(やの けいご、1991年12月3日 - )は、長野県松川町出身の陸上競技選手。専門は長距離走佐久長聖高校日本体育大学卒業。日清食品グループを経てカネボウに所属。

矢野 圭吾
やの けいご
Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム 矢野 圭吾
ラテン文字 Keigo Yano
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 長距離種目
所属 カネボウ
大学 日本体育大学
生年月日 (1991-12-03) 1991年12月3日(32歳)
出身地 長野県の旗長野県松川町
身長 172cm
体重 56kg
自己ベスト
5000m 13分47秒38 (2020年)
10000m 28分21秒89 (2015年)
ハーフマラソン 1時間02分38秒 (2013年)
マラソン 2時間15分53秒(2024年)
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来歴

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高校時代

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駅伝の名門・佐久長聖高校の出身だが、同学年に大迫傑、1学年上に村澤明伸千葉健太佐々木寛文といった強力なチームメイトが多く、矢野自身は故障がちだったこともあり、全国高校駅伝には一度も出場していない[1]

大学時代

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日本体育大学入学後、徐々に頭角を現す。3年時は主将・服部翔大を支えチームを牽引。関東インカレ1部10000mで8位入賞を果たすと、第89回箱根駅伝予選会では個人6位の好走。本大会では9区で区間2位と好走し、母校の30年ぶりの優勝に貢献。都道府県対抗駅伝でも最終7区で区間賞を獲得した。

4年時の関東インカレでも10000mで8位入賞。第90回箱根駅伝では再び9区を担当し区間賞を獲得[2][3]。都道府県対抗男子駅伝では長野県チームの一員として最終7区を走り、中盤からペースを上げ先頭に立つと、埼玉県チームから出走した服部らの追走を振り切り、2年連続で区間賞を獲得する好走で優勝のゴールテープを切った[4]

実業団時代

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大学卒業後は高校時代の同級生である大迫傑とともに日清食品グループに加入[注釈 1]。2014年の東日本実業団駅伝では6区を担当し区間新記録を樹立。しかしニューイヤー駅伝は直前の練習で肉離れを起こし欠場した。

2015年の東日本実業団駅伝では4区で区間賞・区間新記録を樹立[5]。ニューイヤー駅伝では5区を務めたが中盤から大きく失速。区間19位と振るわず3位から6位に後退した[6]

2016年の東日本実業団駅伝では4区を担当し自身の持つ区間記録を更新。チームの優勝に貢献し、優秀選手賞に輝いた[7]。しかしニューイヤー駅伝では5区区間24位と振るわなかった。

2019年、日清食品グループの事業縮小に伴いカネボウに移籍[8]。2020年のニューイヤー駅伝では3区で7人抜きの区間3位(区間新記録)と好走を見せた。

人物

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主な戦績

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大会 種目(区間) 順位 記録 備考
2013 第89回箱根駅伝 9区 区間2位 1時間10分26秒 日本体育大学総合優勝
2013 第18回都道府県対抗男子駅伝 7区 区間賞 37分54秒 長野県代表
2013 第48回千葉国際クロスカントリー大会 シニア12km 4位 35分38秒 日本人1位
2013 第40回世界クロスカントリー選手権大会 シニア12km 77位 36分05秒
2014 第90回箱根駅伝 9区 区間賞 1時間08分29秒 歴代3位
2014 第19回都道府県対抗男子駅伝 7区 区間賞 37分28秒 長野県代表・チーム優勝・最優秀選手賞
2014 金栗記念選抜中・長距離熊本大会 5000m 3組2位 13分55秒93
2014 兵庫リレーカーニバル 10000m 2組7位 28分32秒8
2014 東日本実業団陸上競技選手権大会 5000m 3組1位 14分10秒13
2014 日体大長距離記録会 5000m 34組5位 13分51秒16 自己ベスト
2014 ホクレン・ディスタンスチャレンジ深川 10000m A 30位 29分23秒17
2014 第55回東日本実業団駅伝 6区 区間賞 29分48秒 区間新
2015 ホクレン・ディスタンスチャレンジ網走 5000m A 28位 13分56秒51
2015 第56回東日本実業団駅伝 4区 区間賞 28分33秒 区間新
2015 八王子ロングディスタンス 10000m 6組2位 28分21秒89 自己ベスト
2016 第60回ニューイヤー駅伝 5区 区間19位 49分07秒
2016 第21回都道府県対抗男子駅伝 7区 区間12位 38分36秒 長野県代表・チーム5位
2016 日体大長距離記録会 5000m 24組21位 13分56秒64
2016 第57回東日本実業団駅伝 4区 区間賞 27分58秒 区間新・優秀選手賞
2016 八王子ロングディスタンス 10000m B 8位 28分27秒54
2017 第61回ニューイヤー駅伝 5区 区間24位 48分59秒
2017 東海大学長距離競技会 10000m 3組5位 29分48秒32
2018 第62回ニューイヤー駅伝 6区 区間21位 37分33秒
2018 日体大長距離記録会 1500m 4組4位 4分08秒14
2018 日体大長距離記録会 1500m 6組1位 4分03秒56
2018 日体大長距離記録会 1500m 8組1位 3分58秒12
2018 東日本実業団陸上競技選手権大会 5000m 2組1位 14分01秒65
2018 日体大長距離記録会 5000m 29組9位 13分56秒45
2018 ホクレン・ディスタンスチャレンジ網走 5000m B 22位 14分12秒58
2018 ホクレン・ディスタンスチャレンジ深川 5000m A 15位 14分12秒46
2018 全日本実業団対抗陸上競技選手権大会 5000m 3組14位 14分15秒17
2019 ゴールデンゲームズinのべおか 5000m C組7位 13分56秒54
2020 第64回ニューイヤー駅伝 3区 区間3位 37分51秒

関連人物

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脚注

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注釈

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  1. ^ 大迫は1年で退社。

出典

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  1. ^ [1]「優勝のポイントとなるのは自分」と矢野 コラム|『ニューイヤー駅伝2017』|TBSテレビ
  2. ^ [2] MSN産経ニュース「第89回箱根駅伝」
  3. ^ [3] 箱根駅伝公式Webサイト
  4. ^ [4] 天皇杯 全国男子駅伝-大会記録
  5. ^ [5] 第56回 東日本実業団対抗駅伝競走大会(2015年) | 競技結果 | 東日本実業団陸上競技連盟
  6. ^ [6] 今年度記録|全日本男子駅伝|一般社団法人日本実業団陸上競技連合ホームページ
  7. ^ [7] 第57回 東日本実業団対抗駅伝競走大会(2016年) 競技結果 東日本実業団陸上競技連盟
  8. ^ 日清陸上部から戦力外通告 大迫と同級生の矢野圭吾がカネボウ移籍”. スポーツ報知 (2019年3月6日). 2020年5月23日閲覧。
  9. ^ [8]