盧元善
盧 元善(ろ げんぜん)は中華民国、満州国の政治家。満州国では文教部大臣などを務めた。
盧元善 | |
---|---|
『省政彙覧 第二輯 龍江省篇』(1935年) | |
プロフィール | |
出生: | 1888年(清光緒14年)9月 |
死去: |
1959年9月 中国遼寧省撫順市 |
出身地: | 清盛京将軍管轄区奉天府金州庁 |
職業: | 政治家 |
各種表記 | |
繁体字: | 盧元善 |
簡体字: | 卢元善 |
拼音: | Lú Yuánshàn |
ラテン字: | Lu Yüan-shan |
和名表記: | ろ げんぜん |
発音転記: | ルー ユエンシァン |
事跡
編集日本に留学し、1912年(民国元年)、宮城県立宮城農学校を卒業した。帰国後は、金州南金書院の農業科教員となっている。1923年(民国12年)、金州農業学堂が成立すると、その教員になった。また、通遼県墾殖公司経理もつとめている。
満州国が成立するとこれに参加し、1932年(民国21年)4月に軍政部高級秘書に任ぜられた。後に黒竜江に赴任し、実業庁庁長、民生庁庁長、教育庁庁長、専売総局長を歴任している。1939年(康徳6年)4月、三江省省長に任ぜられる。1942年(康徳9年)9月、総務庁次長に起用された。1943年(康徳10年)4月、文教部大臣に昇進している。
満州国滅亡後は、ソ連軍に逮捕、連行され、ハバロフスク第45収容所に収監された。1950年8月、中華人民共和国に引き渡され、撫順戦犯管理所に収監されている。
1959年9月、獄中で病没。享年72。
参考文献
編集- 孫棫蔚「偽満州国大臣省長的大連人」『大連文史資料 第7輯』大連市政協文史資料委員会、1990年。
- 山室信一『キメラ-満洲国の肖像 増補版』中央公論新社(中公新書)、2004年。ISBN 4-12-191138-5。
- 徐友春主編『民国人物大辞典 増訂版』河北人民出版社、2007年。ISBN 978-7-202-03014-1。
- 劉寿林ほか編『民国職官年表』中華書局、1995年。ISBN 7-101-01320-1。
満州国
|
---|