盆菓子(ぼんがし)は、日本の習俗的行事のお盆において盆棚に供える菓子の総称[1]お供え菓子とも呼ばれ、彼岸にも墓前や仏壇に供えられる[2]

お供え菓子の例(落雁

落雁を用いることが多いが、地方や宗派によっても異なる[1]。落雁の形状も地方や宗派により、一例として「蓮花」は浄土真宗で、「菊重」は禅宗系とも言われているが、あまりこだわる声は聞かれない[2]。また、故人の好物を供えることもある[1]

お盆や彼岸の時期が近づくと、菓子店に並ぶが、近年ではスーパーマーケットに特設コーナーが設けられて販売されていることも多い[2]

デザイン

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仏教の世界に由来するデザインとなっており、それぞれに意味合いがある[3]。以下に例を挙げる[3]

出典

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  1. ^ a b c 『日本のしきたりがまるごとわかる本』(令和五年版)晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2022年、82頁。ISBN 978-4801819979 
  2. ^ a b c 塚田敏信「神仏編 お供え菓子」『朝日新聞DIGITAL』2017年3月31日。2023年9月15日閲覧。
  3. ^ a b 長崎的盆風景”. 長崎Webマガジン ナガジン. 発見!長崎の歩き方. 2023年9月15日閲覧。

関連項目

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