大和大学白鳳短期大学部
大和大学白鳳短期大学部(やまとだいがくはくほうたんきだいがくぶ、英語: Yamato University Hakuho Junior College Division)は、奈良県北葛城郡王寺町葛下1-7-17に本部を置く日本の私立大学。1984年創立、1998年大学設置。大学の略称は白鳳。
大和大学白鳳短期大学部 | |
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大学設置 | 1998年 |
創立 | 1984年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人西大和学園 |
本部所在地 | 奈良県北葛城郡王寺町葛下1-7-17 |
学生数 | 859 |
学部 | 総合人間学科 |
研究科 |
地域看護学専攻 助産学専攻 リハビリテーション学専攻 |
ウェブサイト | http://www.hakuho.ac.jp |
概観
編集大学全体
編集学校法人西大和学園により1998年に設置された日本の私立短期大学。キャンパスは奈良県北葛城郡王寺町内にあり、国際化時代の要請に応える真の人間教育を実践するために創設された。国際教育に力を入れているほか、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭、看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など国家資格を持ち、自立した女性の育成に尽力している。また、開学以来、定員の約30%を外国人留学生にあてて積極的に受け入れを行うなど、国際的な短期大学としても知られる。2015年に一部の専攻が共学化されたことに伴い、「白鳳女子短期大学」から改称され、2023年に創立25周年を機に、系列の大和大学と同じ名称を用いた「大和大学白鳳短期大学部」に改称された。
建学の精神(校訓・理念・学是)
編集建学の精神は「『人間』と向き合い、人間力と高い専門性を磨く教育を実践しています」となっている。女子大時代は「国際社会で自立できる女性の育成」となっていた。
教育および研究
編集総合人間学科という日本唯一の名称である学科をもち、名称からいわば「人間学」という学問をベースとした教育が盛んであることがうかがえる。
学風および特色
編集外国人留学生が多いという特徴から、国際教育や国際交流が盛んである。
沿革
編集- 1984年 - 学校法人西大和学園設立
- 1996年 - 白鳳女子短期大学設置準備室設立
- 1997年 - 白鳳女子短期大学(国際人間学科)設置認可
- 1998年 - 白鳳女子短期大学(国際人間学科)を設置。学生数:女子172名[1]
- 1999年 - キャンパス内に国際交流会館竣工。学生数:女子336名[2]
- 2000年 - 第1回卒業式挙行
- 2002年 - 幼児保育専攻を設置[3]
- 2004年 - 国際人間学科を総合人間学科に名称変更。
- 2005年 - 看護学専攻を設置
- 2007年 - 理学療法学専攻(理学療法士養成課程)を設置。
- 2007年 - 専攻科(助産学専攻、地域看護学専攻)を設置[4]。認定看護教育センター開設。 認定看護師教育課程(緩和ケア分野、皮膚・排泄ケア分野)設置[5]
- 2009年 - 理学療法専攻をリハビリテーション学専攻に名称変更
- 2010年 - 幼児保育専攻をこども保育専攻に名称変更。専攻科疾病別理学療法専攻を設置
- 2011年 - 専攻科疾病別理学療法専攻を専攻科リハビリテーション専攻に名称変更。言語聴覚士を育成する「専攻科リハビリテーション学専攻(言語聴覚学課程・1年課程)」を設置(国内初となる1年課程)[6]
- 2012年 - こども保育専攻をこども教育専攻に名称変更
- 2015年 - 白鳳短期大学に改称。リハビリテーション学専攻、専攻科リハビリテーション学専攻のみ男女共学化。
- 2021年 - こども教育専攻、看護学専攻を男女共学化。
- 2023年 - 大和大学白鳳短期大学部に改称[7]。なかよし保育園をなかよしこども園に改編
- 2024年 - こども教育専攻から「専攻科リハビリテーション学専攻(言語聴覚学課程・1年課程)」に内部進学できる規定を施行。こどもの発達の問題等に対応できる教育・医療の専門家を養成(国内初)。
基礎データ
編集所在地
編集- 奈良県北葛城郡王寺町葛下1-7-17
交通アクセス
編集象徴
編集- カレッジマークは、不死鳥を象った模様のほぼ中央部に、短大の設立年である「1998」の数字が刻まれたものとなっている。
教育および研究
編集組織
編集学科
編集- 総合人間学科
- こども教育専攻〈2年課程〉(定員100名)
- リハビリテーション学専攻
- 理学療法学課程〈3年課程〉(定員40名)
- 作業療法学課程〈3年課程〉(定員30名)
- 看護学専攻〈3年課程〉(定員100名)
専攻科
編集独立行政法人大学評価・学位授与機構認定専攻科
- リハビリテーション学専攻
- 理学療法学課程〈1年課程〉(定員10名)
- 作業療法学課程〈1年課程〉(定員10名)
- 言語聴覚学課程〈1年課程〉(定員20名)
- 地域看護学専攻〈1年課程〉(定員40名)
- 助産学専攻〈1年課程〉(定員40名 女子のみ)
別科
編集- 外国人留学生別科(閉科)
取得資格について
編集- こども保育専攻では、幼稚園教諭二種免許状と保育士の両資格が必須で取得できる。2010年4月からは、希望者は小学校教諭二種免許状も取得できるようになり、2年間で3つの資格取得が可能となった。また、大学編入学志望者は、系列の大和大学、大阪教育大学などへの編入学サポートを行っている。なお、2024年からは専攻科リハビリテーション学専攻に進学することにより言語聴覚士の受験資格が1年間で取得できる。こどもの発達の問題等に教育・医療の専門家(国家資格者)として対応できる人材を養成する、全国初で唯一の取り組みである。
- 看護学専攻では、3年間で看護師の受験資格が得られる。卒業後、助産学専攻(定員40名)で助産師、地域看護学専攻(定員40名)で保健師の各受験資格を目指すこともできる〔内部進学可(内部審査有)※専攻科は、学士(看護学)〔4年制大学卒業学位〕取得可能(卒後、学外機関に論文等審査有)〕。また、地域看護学専攻では保健師資格を取得後、申請により養護教諭二種免許状も取得できるようになっている。
- リハビリテーション学専攻(理学療法士養成課程、作業療法士養成課程)では、3年間で理学療法士または作業療法士の受験資格が得られる。また、2011年からは専攻科リハビリテーション学専攻に1年間で進学することにより、言語聴覚士の受験資格が取得できる。つまり4年間で、理学療法士、言語聴覚士または作業療法士、言語聴覚士の両資格が取得できる、全国初で唯一の取り組みとなる。
系列機関
編集- 大和大学
- 西大和学園中学校・高等学校
- 西大和学園カリフォルニア校
- 社会福祉法人愛誠会 なかよし保育園
- 社会福祉法人白鳳会 西大和保育園
- 図書館
学生生活
編集部活動・クラブ活動・サークル活動
編集大和大学白鳳短期大学部にはサークル活動として、ソフトテニス・空手・バレーボール・ダンス・バドミントン・日本舞踊・華道・茶道などがある。また、2010年より部活動を強化。特に、バスケットボール、バレーボール、陸上競技、吹奏楽に力を入れ、それぞれの分野で優秀な成績を修めた者を対象とする特技推薦入試と呼ばれる入試を実施している。
学園祭
編集大和大学白鳳短期大学部の学園祭は「白鳳祭」と呼ばれ、概ね毎年11月に行なわれている。留学生による世界の料理屋台や民族衣装のファッションショーや有名人によるトークショーなどが催されている。2008年度は11月2日から11月3日にかけて行われ、 サンドウィッチマンが訪問している。
大学関係者と組織
編集プロジェクト:大学/人物一覧記事についての編集方針(ガイドライン)「記載する人物」により、単独記事のない人物(赤リンクまたはリンクなし)は掲載禁止となっています。記事のある人物のみ追加してください。(2022年1月) |
大学関係者一覧
編集施設
編集キャンパス
編集- 講義棟
- 実習棟
- 国際交流会館
- スポーツ施設
寮
編集大和大学白鳳短期大学部の寮は、キャンパス内における「国際交流会館」にある。
卒業後の進路について
編集就職について
編集- 総合人間学科
- 国際人間学専攻:一般企業が大半となっていた。近畿日本ツーリスト、ジェイティービーなど語学を活かせる企業に就職した人が少なからずいる。
- こども保育専攻:就職率は100%。保育園の就職が圧倒的に多いが、幼稚園への就職も少なくない。一般企業への就職も僅かにいる。
- 看護学専攻:就職率は100%。多くは実習病院に就職。大阪市立大学医学部附属病院、奈良県立医科大学附属病院、国立循環器病センター、大阪府立泉州救命救急センター、八尾市立病院、市立奈良病院、大阪赤十字病院、関西電力病院、大阪鉄道病院、ハートランドしぎさん(以上実習病院) 他大阪近郊の医療機関がある。
編入学・進学実績
編集脚注
編集- ^ 1999年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)77頁より。
- ^ 2000年度版『総覧』81頁より。
- ^ 当初は、国際幼児保育専攻という名称となっていた。
- ^ それぞれ独立行政法人大学評価・学位授与機構の認定専攻科として認可
- ^ 短期大学としては日本唯一の設置となる。
- ^ 独立行政法人大学評価・学位授与機構の認定専攻科として認可。
- ^ 大学名変更について(ご報告)