乗鞍岳 (白馬連峰)
日本の飛騨山脈北部の山
(白馬乗鞍岳から転送)
乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)北部の後立山連峰にある標高2469mの山。長野県と新潟県にまたがる。飛騨山脈南部の乗鞍岳と区別するために、一般には白馬乗鞍岳(はくばのりくらだけ)、 またはこれを略して白馬乗鞍(はくばのりくら)と呼ばれる。
乗鞍岳 | |
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天狗原から望む白馬乗鞍岳(2006年8月6日撮影) | |
標高 | 2,469 m |
所在地 |
長野県北安曇郡小谷村 新潟県糸魚川市 |
位置 | 北緯36度47分19秒 東経137度47分57秒 / 北緯36.78861度 東経137.79917度 |
山系 | 飛騨山脈(後立山連峰) |
種類 | 火山 |
プロジェクト 山 |
概要
編集標高2436.4mの地点に三角点があり、そのために乗鞍岳自体の標高が2436mであるとされることもあるが、周辺には2456mおよび2469mのピーク(峰)があり、国土地理院は2469mを乗鞍岳の標高としている[1]。新潟県と長野県の県境はこの2469mのピークを通る。
旧乗鞍火山帯[2]の最北端に位置する白馬大池火山の一部をなす。山頂部分は白馬大池火山の新期噴出物からなるが、そのなだらかさは急峻な山の多い白馬連峰の中で際立っている。西方にある白馬大池は火山噴出物による堰き止め湖である。
2023年1月29日、乗鞍岳天狗原東側の斜面(標高約2100メートル)で雪崩が発生。付近でバックカントリースキーを楽しんでいた外国人スキーヤー数人が巻き込まれ、フリースタイルスキー男子ハーフパイプの元世界選手権優勝者を含む2人が死亡した[3][4]。
登山ルート
編集周辺の山小屋
編集近隣の山
編集画像
編集脚注
編集- ^ 国土地理院 「日本の主な山岳標高」
- ^ 現在の火山学では「乗鞍火山帯」などの区分は使われていない。
- ^ “長野県の雪崩、スキー元世界王者の米国人など2人が死亡”. CNN (2023年1月31日). 2023年11月20日閲覧。
- ^ “長野の雪崩、外国人ら巻き込まれる 一部下山、意識不明2人は山中に”. 朝日新聞DIGITAL (2023年1月30日). 2023年11月20日閲覧。
外部リンク
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