白毫寺 (丹波市)

兵庫県丹波市市島町にある寺院

白毫寺(びゃくごうじ)は、兵庫県丹波市市島町にある天台宗の寺院。山号は五大山。本尊は薬師瑠璃光如来。藤棚の長さが120 mある九尺藤で知られる。

白毫寺
薬師堂:本尊を安置する
薬師堂:本尊を安置する
所在地 兵庫県丹波市市島町白毫寺709
位置 北緯35度11分45.8秒 東経135度5分37.7秒 / 北緯35.196056度 東経135.093806度 / 35.196056; 135.093806座標: 北緯35度11分45.8秒 東経135度5分37.7秒 / 北緯35.196056度 東経135.093806度 / 35.196056; 135.093806
山号 五大山
宗派 天台宗
本尊 薬師瑠璃光如来(秘仏)
創建年 伝・慶雲2年(705年
開基 伝・法道
札所等 近畿楽寿観音霊場第18番 新丹波七福神霊場(布袋尊)
文化財 石造宝篋印塔附台石、五種鈴(県指定文化財)ほか
公式サイト 白毫寺
法人番号 6140005008184 ウィキデータを編集
白毫寺の位置(兵庫県内)
白毫寺
白毫寺
地図
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太鼓橋

歴史

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寺伝によると、705年慶雲2年)、法道の開基と伝わる[1]。本尊の薬師瑠璃光如来は天竺より来たと伝わる[1]慈覚がこの地を訪れたときに、この地の山並みが唐の五台山に似ていることから山号を「五台山」と命名したとされる[1]赤松貞範などの領主の庇護を受け寺勢が興隆し[1]、多くの塔頭を擁する丹波屈指の名刹となる[2]。その後、兵火により焼失したが、天正年間(1573年-1592年)に中興された。江戸時代には江戸幕府から朱印状を与えられていた[3]

明治維新後、諸塔頭は荒廃し、諸堂宇を残すのみとなった[2]

境内

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  • 石門
  • 山門
  • 本堂
  • 太鼓橋 - 心字池に掛かる。長さ5.2 m、幅2.05 m、高さ1.75 m。さや堂とよばれる覆銅板葺の覆屋で覆われ、作風などからさや堂とともに、江戸時代中期・元禄年間頃建立と推測されている。丹波市指定文化財。
  • 心字池
  • 薬師堂 - 本尊の薬師瑠璃光如来(秘仏)を安置する。
  • 石仏
  • 熊野権現社 - 鎮守社
  • 寶篋印塔 - 赤松貞範の供養塔。「貞治4」の刻銘がある。県指定文化財。
  • 七福神
  • 十三仏
  • 九尺藤

九尺藤

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  • 1980年サクラツツジと共に植えられたことから始まり、「九尺藤」と呼ばれている。4月中旬から5月中旬が見頃であり、開花時期に「九尺ふじまつり」が催され、にはライトアップされる。兵庫県観光局が選定する「私の好きな兵庫の風景100選」に選ばれている[3][4]

文化財

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兵庫県指定有形文化財
建造物
  • 石造宝篋印塔 附 台石 - 1970年(昭和45年)3月30日指定[5]
美術工芸品
  • 五種鈴 5口 - 1969年(昭和44年)3月25日指定[5]
丹波市指定文化財
建造物
  • 太鼓橋 - 1979年(昭和54年)3月19日指定[6]
絵画
  • 紙本著色両界曼荼羅図 - 1968年(昭和43年)3月27日[6]
  • 絹本著色五大明王図 - 1968年(昭和43年)3月27日[6]
工芸品
  • 鰐口 - 1968年(昭和43年)3月27日指定[6]

所在地

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  • 兵庫県丹波市市島町白毫寺709

交通アクセス

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(下記の出典[7]

参考文献

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  • 安藤宏 編『ひょうご 花めぐり』(第一冊発行)神戸新聞総合出版センター、2012年8月11日。ISBN 978-4-343-00633-2 
  • 丹波史談会 編『氷上郡志 下巻』丹波史談会事務所、1927年。 

脚注

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  1. ^ a b c d 丹波市談会 1921, p. 1401.
  2. ^ a b 丹波市談会 1927, pp. 1403–1404.
  3. ^ a b ひょうご 花めぐり p39
  4. ^ 九尺ふじ開花情報”. 丹波市公式観光情報サイト 丹波流 のほほんぶらり旅. 2014年5月13日閲覧。
  5. ^ a b 有形文化財 / 県指定” (PDF). 兵庫県教育委員会. 2023年7月7日閲覧。
  6. ^ a b c d 市指定文化財”. 丹波市教育委員会. 2023年7月7日閲覧。
  7. ^ アクセス”. 白毫寺|兵庫県丹波市. 2023年5月1日閲覧。

外部リンク

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