白いカラス
『白いカラス』(原題: The Human Stain)は、ロバート・ベントン監督の2003年のアメリカ映画。
白いカラス | |
---|---|
The Human Stain | |
監督 | ロバート・ベントン |
脚本 | ニコラス・メイヤー |
原作 |
フィリップ・ロス 『ヒューマン・ステイン』 |
製作 |
ゲイリー・ルチェッシ トム・ローゼンバーグ スコット・スタインドーフ |
製作総指揮 |
ロナルド・M・ボズマン アンドレ・ラマル |
出演者 |
アンソニー・ホプキンス ニコール・キッドマン |
音楽 | レイチェル・ポートマン |
撮影 | ジャン=イヴ・エスコフィエ |
編集 | クリストファー・テレフセン |
製作会社 |
ミラマックス レイクショア・エンターテインメント ストーン・ヴィレッジ 他 |
配給 |
ミラマックス ギャガ |
公開 |
2003年10月31日 2004年6月19日 |
上映時間 | 106分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 ドイツ フランス |
言語 | 英語 |
製作費 | $30,000,000[1] |
興行収入 | $24,863,804[1] |
黒人差別をしたと訴えられて辞職に追い込まれた教授を通して、アメリカの人種問題の深刻さを伝えた作品。
原作はフィリップ・ロスの『ヒューマン・ステイン』。
DVDは、セクシーシーンを収録した全米公開バージョン(106分)と、監督の意向に沿った日本公開バージョン(108分)の2種セットでリリースされている。(レンタル版は別々)
ストーリー
編集1998年、アメリカ合衆国マサチューセッツ州。名門大学で学部長を務めていたコールマン教授は、ある日の講義で発した「スプーク」という単語が、黒人学生への差別発言だと波紋を呼んでしまい、その影響から大学を辞職に追い込まれてしまう。しかも、この出来事にショックを受けた妻は、間もなくこの世を去ってしまい、コールマンは絶望の淵に立つのだった。しばらくしてそんな彼の前に、若い掃除婦のフォーニアが現れる。フォーニアは夫レスターの暴力や辛い過去に悩まされながらも懸命に働く女性であった。そんな彼女とコールマンは、心に傷を持つ者同士、次第に惹かれあっていくのだった。だが、実はコールマンには、亡き妻にさえ隠していたある秘密があった。
キャスト
編集※括弧内は日本語吹替
- コールマン・シルク - アンソニー・ホプキンス(石田太郎)
- フォーニア・ファーリー - ニコール・キッドマン(田中敦子)
- ネイサン・ザッカーマン - ゲイリー・シニーズ(大塚芳忠)
- レスター・ファーリー - エド・ハリス(池田勝)
- 若き日のコールマン - ウェントワース・ミラー(室園丈裕)
- スティーナ・ポールソン - ジャシンダ・バレット(水城レナ)
- ドロシー・シルク - アンナ・ディーヴァー・スミス(竹口安芸子)
- クラレンス・シルク - ハリー・レニックス(佐藤正治)
- ネルソン・プリムス - クラーク・グレッグ
脚注
編集- ^ a b “The Human Stain (2003)” (英語). Box Office Mojo. 2010年2月18日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト - 閉鎖。(2008年6月30日時点のアーカイブ)
- 白いカラス - allcinema
- 白いカラス - KINENOTE
- The Human Stain - オールムービー
- The Human Stain - IMDb
- The Human Stain - TCM Movie Database
- The Human Stain - Rotten Tomatoes