疑わしき戦い (映画)
『疑わしき戦い』(原題:In Dubious Battle)は2016年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画である。監督・主演はジェームズ・フランコが務めた。本作はジョン・スタインベックが1936年に発表した同名小説を原作としている。
疑わしき戦い | |
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In Dubious Battle | |
監督 | ジェームズ・フランコ |
脚本 | マシュー・レイジャー |
原作 | ジョン・スタインベック『疑わしき戦い』 |
製作 |
ジェームズ・フランコ モニカ・バカルディ スコット・リード アンドレア・イェルヴォリーノ ロブ・シンガー ヴィンス・ジョリヴェット アイリス・トレス |
製作総指揮 |
マルティン・ギギ マッシミリアーノ・ムッシーナ |
出演者 |
ジェームズ・フランコ ジョシュ・ハッチャーソン ヴィンセント・ドノフリオ ロバート・デュヴァル |
音楽 | フォルカー・ベルテルマン |
撮影 | ブルース・ティエリー・チャン |
編集 |
アーロン・I・バトラー ゲイリー・D・ローチ |
製作会社 |
アンビ・ピクチャーズ ラビットバンディーニ・プロダクションズ ザッツ・ハリウッド |
配給 | モメンタム・ピクチャーズ |
公開 |
2017年2月17日 劇場未公開 |
上映時間 | 113分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $214,182[2] |
概略
編集世界恐慌下のアメリカ。カリフォルニア州のリンゴ農園で働く労働者たちはその過酷な労働環境に必死で耐えていた。しかし、そんな彼らにもついに我慢の限界がやって来た。農場主が彼らの日当を3ドルから1ドルに引き下げると一方的に通告してきたのである。労働者の一人、ジム・ノーランは仲間たちをまとめ上げてストライキに打って出たが、その結末は何ともやりきれないものとなった。
キャスト
編集- マック・マクレオド:ジェームズ・フランコ
- ジム・ノーラン:ナット・ウルフ
- ヴィニー:ジョシュ・ハッチャーソン
- ロンドン:ヴィンセント・ドノフリオ
- クリス・ボルトン:ロバート・デュヴァル
- リサ・ロンドン:セレーナ・ゴメス
- ケラー:キーガン・アレン
- ジョイ:エド・ハリス
- 保安官:ブライアン・クランストン
- ミスター・アンダーソン:サム・シェパード
- コナー:ザック・ブラフ
- イーディス・マローン:アーナ・オライリー
- ヴェラ:アナリー・ティプトン
- フランク:スコット・ヘイズ
- バーク:アレックス・モーフ
- トランプ:ダニー・マクブライド
- ポール:ジェイコブ・ローブ
- ダニー・スティーヴンス:アシュリー・グリーン
- エディ:オースティン・ストウェル
- アル・アンダーソン:ジョエル・マーシュ・ガーランド
- バートン医師:ジャック・ケーラー
- ダン:ジョン・サヴェージ
製作
編集2015年1月30日、ジェームズ・フランコ監督・主演の新作映画にヴィンセント・ドノフリオ、ロバート・デュヴァル、ブライアン・クランストン、エド・ハリス、セレーナ・ゴメス、ダニー・マクブライドが起用されたと報じられた[4]。3月16日、ナット・ウルフが本作に出演することになったとの報道があった[5]。17日にはジョン・サヴェージの[6]、18日にはザック・ブラフ、アナリー・ティプトン、アシュリー・グリーン、ジョシュ・ハッチャーソン、アーナ・オライリーの起用が発表された[7]。24日、スコット・ヘイズがキャスト入りした[8]。
撮影・音楽
編集2015年3月、本作の主要撮影がジョージア州アトランタで始まった[6]。2016年7月6日、フォルカー・ベルテルマンが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[9]。2017年3月3日、レイクショア・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[10]。
公開・マーケティング
編集2016年9月3日、本作は第73回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された[11]。2017年1月31日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[12]。
評価
編集本作に対する批評家の評価は伸び悩んでいる。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには23件のレビューがあり、批評家支持率は30%、平均点は10点満点で5.1点となっている[13]。また、Metacriticには15件のレビューがあり、加重平均値は43/100となっている[14]。
出典
編集- ^ “疑わしき戦い”. 映画.com. 2021年1月4日閲覧。
- ^ “In Dubious Battle (2017)”. The Numbers. 2021年1月4日閲覧。
- ^ “疑わしき戦い DVD”. Amazon. 2021年1月4日閲覧。
- ^ “James Franco Assembles Cast for Adaptation of ‘In Dubious Battle’”. Variety (2015年1月30日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Nat Wolff Takes Lead In James Franco’s ‘In Dubious Battle’”. Deadline.com (2015年3月16日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ a b “John Savage Joins James Franco’s ‘In Dubious Battle’”. Deadline.com (2015年3月17日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Josh Hutcherson, Zach Braff Join James Franco’s ‘In Dubious Battle’”. Variety (2015年3月18日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “James Franco Taps ‘Child of God’ Star for ‘In Dubious Battle’ (EXCLUSIVE)”. Variety (2015年3月24日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Hauschka Scoring James Franco’s ‘In Dubious Battle’”. Film Music Reporter (2016年7月6日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “‘In Dubious Battle’ Soundtrack Announced”. Film Music Reporter (2017年2月22日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Venice Film Festival: Lido To Launch Pics From Ford, Gibson, Malick & More As Awards Season Starts To Buzz – Full List”. Deadline.com (2016年7月28日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “IN DUBIOUS BATTLE OFFICIAL TRAILER”. YouTube (2017年1月31日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “In Dubious Battle”. Rotten Tomatoes. 2021年1月4日閲覧。
- ^ “In Dubious Battle (2017)”. Metacritic. 2021年1月4日閲覧。