畔柳亨丞
畔柳 亨丞(くろやなぎ きょうすけ、2003年5月3日 - )は、愛知県豊田市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。北海道日本ハムファイターズ所属。
北海道日本ハムファイターズ #46 | |
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ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムにて (2023年3月12日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県豊田市 |
生年月日 | 2003年5月3日(21歳) |
身長 体重 |
177 cm 86 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2021年 ドラフト5位 |
初出場 | 2022年9月25日 |
年俸 | 650万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集豊田市立竹村小学校1年生のときに硬式野球のクラブチームである豊田リトルリーグで野球を始め、豊田市立竜神中学校在学時にはSASUKE名古屋ヤングに所属。3年時の2018年には同年行われたWBSC U-15ワールドカップの日本代表に選出されている。
愛知県名古屋市の中京大中京高校に進学し1年夏からベンチ入りしたが、同年秋に右肘を痛めて戦線を離脱した。チームはこの秋に明治神宮大会で優勝するなど公式戦を無敗で終え、第92回選抜高等学校野球大会への出場が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響で同大会と夏の公式戦が全て中止になった[2]。その後行われた2020年甲子園高校野球交流試合ではベンチから外れた。2年秋からエースとなり、東海大会で優勝。3年春の第93回選抜高等学校野球大会に出場した。専大松戸との1回戦で完封勝利を記録し、常総学院との2回戦も7回1失点で勝利[3][4]。東海大菅生との準々決勝では大会2度目となる完封勝利を記録し、ベスト4に進出した[5]。明豊との準決勝では球数制限を考慮して先発を回避。4回途中から救援登板したが、疲労からか右肘に違和感を覚え6回途中で降板し、チームも敗れた[6][7]。同年夏は愛知県大会準決勝で愛工大名電に敗れ、2季連続での甲子園出場を逃した[8]。畔柳の1学年上には、髙橋宏斗、中山礼都が在籍していた。
その後、2021年9月7日にプロ志望届を提出した[9]。10月11日に行われたドラフト会議にて、北海道日本ハムファイターズから5巡目で指名を受けた[10]。11月14日、契約金3000万円、年俸520万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[11]。背番号は46[12]。
日本ハム時代
編集2022年は、イースタン・リーグで14試合に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率3.00[13]。9月25日に一軍昇格すると、同日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で2番手としてプロ初登板し、1回無失点に抑えプロ初ホールドを記録した[14]。
2023年は一軍登板なしに終わった。
2024年は5月24日に一軍初昇格すると、登板4試合連続無失点の投球を見せた。しかし、6月8日の東京ヤクルトスワローズ戦で2点ビハインドの場面で2番手として登板するも、2者連続与四球から松本直樹に本塁打を打たれ3失点を喫し、10日に登録抹消となった[15]。
投球スタイル
編集最速152km/hのストレートとカーブ、スライダー、チェンジアップを投げる[16]。中京大中京監督の高橋源一郎は1学年上の髙橋宏斗と比較して、「球の力は高橋より上」と評している[17]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2022 | 日本ハム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 4 | 1.0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 1.00 |
通算:1年 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 4 | 1.0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 1.00 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2022 | 日本ハム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
通算 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
- 2023年度シーズン終了時
記録
編集- 初登板・初ホールド:2022年9月25日、対東北楽天ゴールデンイーグルス24回戦(札幌ドーム)、4回表に2番手で救援登板、1回無失点
- 初奪三振:2024年5月29日、対阪神タイガース1回戦(阪神甲子園球場)、9回裏に森下翔太から空振り三振
背番号
編集- 46(2022年 - )
代表歴
編集- 2018 WBSC U-15ワールドカップ日本代表
登場曲
編集- 「Battle Scars」 Lupe Fiasco (2022年 - )
脚注
編集- ^ “日本ハム - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2024年11月27日閲覧。
- ^ “夏の甲子園、新型コロナ禍の影響で戦後初の中止に。高野連がオンラインの運営委員会で決定”. THE DIGEST. 2021年9月7日閲覧。
- ^ “【センバツ】中京大中京・畔柳亨丞12K完封に相手の4番脱帽「人が投げるボールではなかった」”. スポーツ報知 (2021年3月26日). 2021年9月7日閲覧。
- ^ “中京大中京・畔柳の勝負根性「ギア上げ」149キロ”. 日刊スポーツ. 2021年9月7日閲覧。
- ^ “中京大中京・畔柳2安打完封「絶対優勝」宿敵打倒へ”. 日刊スポーツ. 2021年9月7日閲覧。
- ^ “中京大中京・畔柳、わずか31球降板「肘が重くて」”. 日刊スポーツ. 2021年9月7日閲覧。
- ^ “明豊が初の決勝進出 中京大中京・畔柳救援登板も涙”. 日刊スポーツ. 2021年9月7日閲覧。
- ^ “プロ注目中京大中京・畔柳亨丞が準決勝敗退「夏独特の重圧に押され」/愛知”. 日刊スポーツ. 2021年9月7日閲覧。
- ^ “【ドラフト】中京大中京・畔柳ら48人が提出/プロ志望届高校生一覧”. 日刊スポーツ. 2021年9月7日閲覧。
- ^ “1位天理高・達孝太、2位千葉学芸高・有薗ら/日本ハムドラフト指名一覧”. 日刊スポーツ. 2021年10月12日閲覧。
- ^ “日本ハム5位の中京大中京・畔柳亨丞が仮契約「心を熱く、内面で勝負」”. 日刊スポーツ (2021年11月14日). 2021年12月5日閲覧。
- ^ “日本ハム ドラ1・達は有原ら背負った「16」に決定 新入団選手の背番号発表”. スポーツニッポン (2021年12月5日). 2021年12月5日閲覧。
- ^ “日本ハム高卒2年目の畔柳 キャンプ初日の紅白戦先発に抜てき 最速153キロ右腕”. スポニチアネックス (2023年1月30日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ “日本ハムD5位・畔柳亨丞が1回1安打無失点デビュー 150キロ連発、帽子飛ばしまくりの力投”. サンスポ (2022年9月25日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ 「【日本ハム】畔柳亨丞を抹消 8日のヤクルト戦は一発浴び1回3失点...指揮官からは“四球”に苦言 プロ初安打を記録したドラ3宮崎一樹も抹消」『日テレNEWS NNN』2024年6月10日。2024年6月11日閲覧。
- ^ “畔柳亨丞 | 中京大中京高 | 選手”. 週刊ベースボールONLINE. 2021年9月7日閲覧。
- ^ “中京大中京の152キロ右腕・畔柳亨丞投手『12球団OK』プロ志望届提出 地元中日への思いも…”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2021年9月7日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 畔柳亨丞 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 畔柳亨丞 (@k.kyosuke46) - Instagram