田小屋野貝塚

青森県つがる市にある縄文時代の遺跡

田小屋野貝塚(たごやのかいづか)は、青森県つがる市木造にある、縄文時代前期から中期の貝塚遺跡[2]1944年昭和19年)6月26日に国の史跡に指定されている。指定面積は約1万4千平方メートル。また2021年令和3年)には「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録された。

田小屋野貝塚
田小屋野貝塚
田小屋野 貝塚の位置(青森県内)
田小屋野 貝塚
田小屋野
貝塚
青森県における位置
所在地 青森県つがる市木造館岡田小屋野
座標 北緯40度53分16秒 東経140度20分20秒 / 北緯40.88778度 東経140.33889度 / 40.88778; 140.33889座標: 北緯40度53分16秒 東経140度20分20秒 / 北緯40.88778度 東経140.33889度 / 40.88778; 140.33889
標高 10–15 m (33–49 ft)[1]
種類 貝塚遺跡
面積 62,993.62 m2
歴史
完成 縄文時代前期 - 中期
追加情報
発掘期間
関係考古学者
登録名北海道・北東北の縄文遺跡群
区分文化遺産
登録日2021年
文化財指定 国の史跡(1944年6月指定、2017年10月追加指定)

概要

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青森県西部、津軽半島岩木川左岸の標高10メートルから15メートル程度の丘陵東南端部に立地する[1]

1928年(昭和3年)に中谷治宇二郎今井冨士雄発掘調査を実施した。また1990年(平成2年)と1993年(平成5年)に県立郷士館が発掘調査し、1棟の竪穴建物跡を検出している[3]日本海側にある貝塚は、田小屋野貝塚を含めても数が少ない。縄文時代前期から中期の円筒土器や、それに続く土器石器石製品土製品骨角器貝輪などが出土している。ヤマトシジミイシガイなどの貝類を中心に、魚類や鳥類、哺乳類などの骨が出土しており、ベンケイガイは特に出土数が多く、その数は60点ほど。一説によれば、ここで作られたベンケイガイの貝輪は、北海道に持ち込まれた。

ギャラリー

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場所

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  • 所在地:つがる市木造館岡田小屋野[3]
  • アクセス:JR五能線五所川原駅から弘南バス「田小屋野」下車後、徒歩5分ほど。

出典

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  1. ^ a b 田小屋野貝塚”. 北海道・北東北の縄文遺跡群. 2020年11月20日閲覧。
  2. ^ 田小屋野貝塚https://kotobank.jp/word/%E7%94%B0%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E9%87%8E%E8%B2%9D%E5%A1%9A 
  3. ^ a b 田小屋野貝塚|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government”. www.pref.aomori.lg.jp. 2020年11月20日閲覧。

外部リンク

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