産まれてすぐピエロと呼ばれた息子

産まれてすぐピエロと呼ばれた息子(うまれてすぐぴえろとよばれたむすこ)は「道化師様魚鱗癬」という難病を患う息子の育児や出産時の気持ち等を描いた実母によるブログ日記。およびそれを書籍化した小説。

産まれてすぐピエロと呼ばれた息子
作者 ピエロの母
日本の旗 日本
言語 日本の旗 日本
ジャンル 随筆
刊本情報
出版年月日 2019年11月9日
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
テンプレートを表示

概要

編集
  • 2017年7月4日、著者であるピエロの母は 道化師様魚鱗癬の息子との日常や出産当時の思い出をアメーバブログで投稿。
  • その後 多くの反響を呼び、ベストセラーズより書籍化が決定。2019年11月9日に出版された[1][2]
  • 2020年6月26日、CBCテレビの報道番組チャント!にピエロの母が息子、夫とともに出演。
  • 2021年4月14日にCBCの公式YouTubeチャンネル「CBCドキュメンタリー」でドキュメンタリー映像の定期配信がスタート(タイトル名は「ピエロと呼ばれた息子」)。約半年間で第1話の再生数が約1400万回超、シリーズ累計(24話)は約4000万回を突破している[3]
  • 2022年3月、SNS上でピエロの母の息子を数ヶ月にわたって誹謗中傷していた人物が逮捕されている(詳細は後述「SNS誹謗中傷事件」を参照)。
  • 2022年5月、上述のドキュメンタリーが第59回(2021年度)ギャラクシー賞テレビ部門フロンティア賞を受賞。その時点でのドキュメンタリーの配信数は61本、再生数は8100万回を超えている[4][5]
  • 2023年2月時点で、ドキュメンタリー映像の配信数が100回を突破。再生数の累計は1億1600万回を超えている[6]

ストーリー

編集

全身の皮膚が乾燥し剥がれ落ちる難病、魚鱗癬。その中でも最重病とされる「道化師様魚鱗癬」は50万人から100万人に1人といわれる難病である。本作は道化師様魚鱗癬の息子とその母親の日常を描いた作品である[2]

登場人物

編集

息子

編集
  • 本作の主役にあたる人物。道化師様魚鱗癬を患っている。
  • 年齢は6歳(2023年2月時点)。
  • 本作品の著者。1987年に生まれ、元保育士の経験を持っている[7]
  • 「ピエロの母」を名乗る理由はブログ上で語られている[8]
  • ピエロの母の夫。
  • たまに母に代わってブログを更新しており、書籍には父の記事も一部掲載されている。
  • 「ガクの父」という名義でTwitterInstagramTikTokを開設している。

出演メディア情報

編集

SNS誹謗中傷事件

編集

2021年10月、群馬県に住む40代の男がピエロの母の息子に対し、Twitterで誹謗中傷を行った。内容は容姿をけなす発言や顔写真の加工・悪用など。男はアカウントが凍結されても他のアカウントを取得し、誹謗中傷を繰り返しており、その投稿数は1000件を超えていた。ピエロの父の通報により、男は2022年3月に名誉棄損の疑いで三重県警により逮捕された[9]

評価

編集

関連項目

編集

脚注

編集
  1. ^ 数十万人に1人の難病に立ち向かう親子の実話『産まれてすぐピエロと呼ばれた息子』を刊行!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2021年5月29日閲覧。
  2. ^ a b 彩人旬人:病気への理解促進願う 難病の息子との日常を本に・ピエロの母 /三重”. 毎日新聞. 2021年5月29日閲覧。
  3. ^ "「ピエロと呼ばれた息子~道化師様魚鱗癬との闘い~」YouTube第1話再生回数は1400万越え…担当ディレクターが感じた“家族の絆”と“無知の怖さ”とは". WEBザテレビジョン. 2021年9月25日閲覧。
  4. ^ “第59回ギャラクシー賞受賞作品”ギャラクシー賞 放送批評懇談会
  5. ^ アメーバブログ ギャラクシー賞(2022年5月13日の記事)
  6. ^ アメーバブログ 原ディレクターからの報告に驚き!(2023年2月11日の記事)
  7. ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “ピエロの母|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2021年5月29日閲覧。
  8. ^ アメーバブログ『ピエロの母』の理由。(2017年8月16日の記事)
  9. ^ アメーバブログ 誹謗中傷による逮捕 [父](2022年3月13日の記事)
  10. ^ 本作品の書籍の表紙より。

外部リンク

編集