生鮮コンビニ
小売店舗の一つ
生鮮コンビニ(せいせんコンビニ)とは、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、100円ショップの複合形態的な小売店舗のことである。
コンビニエンスストア型の24時間営業の店舗で、生鮮食品を含む生活用品を100円前後の一律価格で販売する業態である。九九プラス運営の「SHOP99」が先駆け的な店舗で、その急成長ぶりから大手コンビニチェーンが相次いで参入している。
特徴
編集- コンビニエンスストア型の小型店舗で、基本的に24時間営業である。
- 店舗によっては過去に別のコンビニエンスストアが入居していた店舗を利用して居抜き出店を行うこともある。
- 従来のコンビニとは違い、野菜・精肉・鮮魚といった生鮮食品を販売するほか、販売品目が多く、小型スーパーマーケットに近い。
- 単身者や少人数世帯を主要なターゲットにしている。生鮮食品は小分けして販売することが多い。
- 100円前後の一律かつ低価格で販売する。低価格にするため、プライベートブランド(PB)商品なども多い。
- 2010年代後半以降は物価上昇等による採算性の問題から100円の均一価格での販売は少なくなり、商品毎に異なった値段で販売するようになっている。
- コンビニエンスストア、スーパーマーケット、100円ショップの融合したような店舗であるが、いずれの業態とも違い独自のノウハウが必要である。そのため、コンビニのノウハウがある大手コンビニチェーンの会社も、当初は苦戦した。
- 店頭に陳列されている商品の販売に特化し、宅配便の取次ぎ・収納代行・チケット類の発券など物販以外のサービスは行わない場合が多い。コピー機・マルチメディアステーション・銀行ATMも設置していない店舗がほとんどである。
- 支払いは現金のみで、クレジットカード・電子マネー・商品券での支払いができない店舗が多い。
主な店舗ブランド
編集- ローソングループ
- 「ローソンストア100」(かつての運営店はSHOP99)
- G-7ホールディングスグループ
- イオングループ
- 「まいばすけっと」
- 京王ストア・国分グローサーズチェーン(コミュニティ・ストア)
- 「京王ストアエクスプレス with コミュニティ・ストア」
- コミュニティ・ストアの事業撤退に伴い、コミュニティ・ストアとの共同店舗は営業を終了し、2022年までにセブン-イレブンの店舗に転換された。
- 「京王ストアエクスプレス with コミュニティ・ストア」
- 大黒天物産
- 「ら・む〜マート」
- マルヤ
- ダウンタウン99
- 撤退済み
- ダウンタウン99
- スリーエフ
- 「q's mart」
- 2018年3月までに撤退。
- 「q's mart」