生駒孝彰
生駒 孝彰(いこま こうしょう、1938年 - 2022年)は、日本の宗教学者、浄土真宗本願寺派の僧侶[1]。日米現代宗教論を専門とし[2]、龍谷大学教授などを歴任した。
経歴
編集龍谷大学文学部仏教学科を卒業した[3]。その後、浄土真宗本願寺派の開教使となってアメリカ合衆国に渡り[1]、ブリガム・ヤング大学で歴史学を専攻して修士号を取得した[4]。
帰国後、京都文教短期大学の教員となり[1]、1996年には京都文教大学人間学部教授となった[5]。後に2000年代半ばには、龍谷大学国際文化学部教授を務めた[6]。
宗教の観点からアメリカ合衆国の社会を検討し[1]、「米国のカルト宗教に詳しい」人物とされている[7]。
呉智英は、生駒の1981年の著書『アメリカ生れのキリスト教』を「モルモン教、エホバの証人、クリスチャンサイエンスについて、歴史・教義を要領よく紹介している」と評した[8]。
おもな著書
編集脚注
編集- ^ a b c d “女性聖職者 生駒孝彰さんと読者が考える(こころ)”. 朝日新聞・夕刊: p. 7. (1994年10月18日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “「私の臓器はだれのものですか」生駒孝彰著”. 読売新聞・東京朝刊: p. 13. (2002年7月14日) - ヨミダス歴史館にて閲覧
- ^ a b c “No.014 2000/12 セミナー情報/12月号は「セミナー」のご案内です!”. 小堀. 2020年2月10日閲覧。
- ^ 生駒孝彰 - researchmap
- ^ 1995年度の所属は京都文教短期大学教授、1996年度の所属は京都文教大学人間学部教授となっている。生駒孝彰 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- ^ “生命倫理をめぐる日米宗教界の違い”. 龍谷大学 人間・科学・宗教 オープン・リサーチ・センター. 2020年2月10日閲覧。
- ^ “特報 米の宗教カルト集団自殺 コンピューターで固いきずな インターネットで終末思想を広める”. 中日新聞・夕刊: p. 8. (1997年4月1日) - 中日新聞・東京新聞記事データベースにて閲覧
- ^ 呉智英「90年代を読む二〇のロングセラー 知的ビジネスマンのための基礎コース」『エコノミスト』第68巻第1号、1990年1月9日、72-75頁。 - 毎索にて閲覧