甘粛地震
甘粛地震(かんしゅくじしん)は2013年7月22日現地時間午前7時45分に中国甘粛省定西市で発生した地震である[1]。定西地震(ていせいじしん)とも呼ばれる。
甘粛地震 | |
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本震 | |
発生日 | 2013年7月22日 |
発生時刻 | 7時45分(UTC+8) |
震央 |
中国甘粛省定西市 北緯34度30分 東経104度12分 / 北緯34.5度 東経104.2度座標: 北緯34度30分 東経104度12分 / 北緯34.5度 東経104.2度 |
震源の深さ | 20 km |
規模 | M6.6(USGSはM5.9と発表) |
津波 | 無し |
余震 | |
回数 | 400回以上 |
最大余震 | 2013年7月22日午前9時12分に発生したM5.9の余震 |
被害 | |
死傷者数 | 死者89人・負傷者593人以上・行方不明者5人 |
被害地域 | 中国 |
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プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
地震の規模
編集マグニチュードは、甘粛省当局は6.6と発表したが、アメリカ地質調査所(USGS)は5.9としている[2]。震源はUSGSの発表によると、蘭州市(同省の省都)の南南東177km、定西市の岷県、漳県付近とされる。深さは20km[3]。
岷県では、強い揺れが1分近く続いたと住民が証言している。また、同省に隣接する陝西省や寧夏回族自治区でも強い揺れがあった。
被害
編集確認された死者は89人、負傷者は593人以上に達し、5人が行方不明となっている[1][4][5]。大規模な地滑りが発生し、100軒ほどが土砂に埋もれているとの情報があり、死傷者はさらに増える恐れがある。岷県で被害が大きく、確認された死者のうち86人を占め、4200戸が倒壊、16000戸が一部損壊した。ショウ県でも1人が死亡、380戸が倒壊、5600戸が一部損壊するなど、家屋の被害も大きい。定西市や甘粛省は救援部隊や医療チームなどを被害地に送った。
余震
編集同日午前9時12分にもマグニチュード5.6の余震が発生したほか、同日夕方までで440回以上の余震が観測された。
その他
編集隣接する四川省で発生した四川大地震(2008年5月)と四川地震(2013年4月)と同じ「南北地震帯」にあり、地震担当者は「活動期に入り、活動度は衰えていない」とコメントした[6]。
出典・脚注
編集- ^ a b 中国で地震、89人死亡 甘粛省、3万棟以上が損壊 産経新聞 2013年7月23日閲覧
- ^ 中国甘粛省の地震、死者22人に
- ^ 中国でM6・6地震、少なくとも75人死亡 読売新聞 2013年7月22日
- ^ 中国・甘粛省の地震、死者47人に 約300人が負傷 日本経済新聞 2013年7月22日閲覧
- ^ 死者89人、負傷者593人に=余震続く―中国甘粛地震 2013年7月23日閲覧
- ^ 2008年以降、活動期に=内陸部に南北地震帯―中国 時事通信 2013年7月23日閲覧