甘南備清野
甘南備 清野(かんなび の きよの)は、奈良時代の貴族。名は浄野とも記される。官位は正五位下・武蔵介。
時代 | 奈良時代 |
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生誕 | 不明 |
死没 | 延暦13年(794年) |
別名 | 浄野 |
官位 | 正五位下武蔵介 |
主君 | 光仁天皇→桓武天皇 |
氏族 | 甘南備氏 |
子 | 高直 |
経歴
編集文章生を経て、大内記・大学大允を歴任する。宝亀9年(778年)唐使・孫興進を唐に送り返すための送唐客使判官となり、播磨大掾を兼ねて翌宝亀10年(779年)送唐客使・布勢清直らと共に唐に渡る。翌天応元年(781年)6月に帰国し、9月に渡唐の功労により従五位下に叙爵した。
天応2年(782年)肥前守に任ぜられ、延暦9年(790年)兵部少輔に遷る。その後、正五位下・武蔵介に叙任されている。延暦13年(794年)卒去。
官歴
編集『六国史』による。
系譜
編集脚注
編集- ^ 『続日本後紀』承和3年4月18日条