瓢亭
京都市左京区にある日本料理店
瓢亭(ひょうてい)は、京都市左京区臨済宗大本山南禅寺近くにある日本料理・茶懐石の老舗である。創業は天保年間、南禅寺門前の素朴な腰掛け茶屋からはじまった発祥を偲ばせる表構えがゆかしい。平屋で、看板一つ掲げず、床几と笠とわらじを飾っている。そこに建つわらぶきの一棟はその歴史を語っている。[1]
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒606-8437 京都府京都市左京区南禅寺草川町35番地 北緯35度0分40.9秒 東経135度47分11.4秒 / 北緯35.011361度 東経135.786500度座標: 北緯35度0分40.9秒 東経135度47分11.4秒 / 北緯35.011361度 東経135.786500度 |
設立 | 1837年創業 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4130001007127 |
事業内容 | 懐石料理店運営 |
代表者 | 代表取締役 髙橋英一 |
外部リンク | http://hyotei.co.jp/ |
概要
編集創業
編集400年ほど前に南禅寺境内で茶屋として創業。玄関にはその名残が見られる。
2009年にはフランスのレストラン&ホテルガイド「ミシュランガイド」の京都・大阪版で三つ星を獲得[2]。これに対して、当時の同店当主である高橋英一は「出る出ないはよういわんけど、まあ出えへん方がええわなぁ」として掲載拒否の姿勢を見せたが、ミシュランガイド側は掲載を強行した[3]。
2013年には14代当主・高橋英一が京都府指定無形文化財「京料理・会席料理」の保持者に認定された[4][5]。また2015年には、龍谷大学が新たに設立した「食の嗜好研究センター」に協力し、15代若主人の高橋義弘が同センターの客員研究員に就任している[6]。
特徴
編集茶懐石の影響を強く受けている。一子相伝の「瓢亭玉子」という半熟煮抜き玉子や、「究極のおかゆ」として『美味しんぼ』にも取り上げられた粥[7][8]などが有名。本館と別館がある。
沿革
編集脚注
編集- ^ 『京都味しるべ』國分綾子著 駸々堂出版発行 1977年 14p
- ^ 大阪2010』三つ星、二つ星を獲得した全店 - 日経トレンディネット・2009年10月13日
- ^ 『ミシュランガイド京都・大阪』衝撃事実発覚! 名店「京都吉兆」「菊乃井」が…… - 日経トレンディ・2009年6月4日
- ^ 府無形文化財保持者:「若い人育成に尽力」瓢亭・高橋さんに認定書交付/京都 - 毎日新聞・2013年5月11日
- ^ 平成24年度府指定・登録文化財の紹介(京都府教育委員会)
- ^ 「おいしくなくっちゃ」3つ星も協力 龍谷大が和食の研究センター - 産経ニュース・2015年4月23日
- ^ 『美味しんぼ』21巻「穏やかなご馳走」
- ^ 【杉村 啓の"料理漫画。聖地巡礼"】第四回「『美味しんぼ』と『おしゃべりは、朝ごはんのあとで。』の朝粥」 - ぐるなび・2014年10月9日