瑞穂町 (名古屋市)
瑞穂町(みずほちょう)は、愛知県名古屋市瑞穂区の地名。住居表示未実施[WEB 7]。
瑞穂町 | |
---|---|
北緯35度8分21.73秒 東経136度56分7.19秒 / 北緯35.1393694度 東経136.9353306度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 名古屋市 |
区 | 瑞穂区 |
面積 | |
• 合計 | 0.07187313 km2 |
人口 | |
• 合計 | 18人 |
• 密度 | 250人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 | |
市外局番 | 052 (名古屋MA)[WEB 6] |
ナンバープレート | 名古屋 |
地理
編集後述のとおり愛知郡瑞穂村を前身としているため広大な町域であったものの、各地の町名制定に伴い分離を繰り返し、最後まで残存した区域が別々に所在している[1]。字川澄は名古屋市立大学医学部および名古屋市立大学病院がある同大学川澄キャンパスの敷地、字西藤塚および字山の畑は名古屋市立大学滝子キャンパスの敷地にあたる[1]。
歴史
編集町名の由来
編集1876年(明治9年)に当時の愛知県令安場保和の命名による地名で、明治天皇の1868年(明治元年)の東京行幸の途上において、農民が農事に励む姿をご覧になった際、随行の岩倉具視が稲穂を献上したエピソードにちなむという[1]。
字一覧
編集須田・雁道・部田・臼田・太田・中坪・二タ野・枯木・船原・光次海道・亀田・池下・東豆田・流レ・西豆田・北蛇塚・南蛇塚・中野・薩摩・奥ノ坊・下ノ切・神ノ内・城ノ内・大辻・中ノ切・上ノ切・竹子・山ノ畑・藤塚・馬場・洲雲・高田・北原・中ノ割・西ノ割・北前田・東前田・十六ノ下・佐渡リ・東藤塚・東之割・小者田・川澄・石佛・大流・御莨・村上・天神・内山・赤塚・中内田・下内田・北石田・内方・膳棚・荒畑・東神手・白羽根・甲山・松山・東屋敷・北屋敷・東牧・中牧・西牧・林・東津田・西屋敷・向畑・鍵田・大畔・横手・南石田・山田・砂間・柳縄手・穴田・土市・南前田・市場・荒田・苗代田・佃・惣作・五反田・塩田・花目・堀田・柳ヶ坪・天神下・井戸田・道徳・池側・西津賀田・六平・山畑・楠・鳥喰・田光・中ノ口・寺山・欠ノ上・勅海道・柚ノ木・城ノ腰・下坂・上坂・欠下・加シ揚・牛巻・新池下(『地名学選書 愛知県地名集覧(原題)明治十五年愛知県郡町村字名調』244-245頁)
沿革
編集- 1876年(明治9年)3月 - 愛知郡高田村・大喜村・北井戸田村・本井戸田村・本願寺村・本願寺外新田・高田新田村・名古屋新田の合併に伴い、同郡瑞穂村として成立する[2]。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制施行に伴い、愛知郡瑞穂村が改めて発足する[2]。
- 1906年(明治39年)5月10日 - 合併に伴い、同郡呼続町大字瑞穂となる[2]。
- 1921年(大正10年)8月22日 - 合併に伴い、名古屋市南区瑞穂町となる[2]。
- 1927年(昭和2年)6月2日 - 一部が南区桜見町・洲雲町、中区丸屋町・広見町となる[3][4][5]。
- 1928年(昭和3年)4月1日 - 一部が中区広路町となる[1][5]。
- 1930年(昭和5年)
- 1931年(昭和6年) - 南区瑞穂町の一部が南区石川町などに編入される[1]。
- 1932年(昭和7年)9月1日 - 南区瑞穂町字上ノ切・中ノ切の各一部が、太田町3~4丁目にそれぞれ編入される[8]。
- 1933年(昭和8年)4月1日 - 南区瑞穂町の一部が中区瑞穂町に編入される[2]。
- 1934年(昭和9年)7月20日 - 中区瑞穂町が菊園町に編入し、消滅[9]。
- 1937年(昭和12年)10月1日 - 昭和区編入に伴い、同区瑞穂町となる[2]。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 瑞穂区編入に伴い、同区瑞穂町となる[2]。
- 1945年(昭和20年)9月26日
- 1960年(昭和35年)
- 1990年(平成2年)11月5日 - 一部が荒崎町に編入される[1][4]。
- 2012年(平成24年)7月18日 - 字田光の一部が大喜町3丁目・4丁目および豊岡通1丁目にそれぞれ編入される[WEB 8]。
世帯数と人口
編集2019年(平成31年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 2]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
瑞穂町 | 10世帯 | 18人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移
2000年(平成12年) | 82人 | [WEB 9] | |
2005年(平成17年) | 61人 | [WEB 10] | |
2010年(平成22年) | 49人 | [WEB 11] | |
2015年(平成27年) | 26人 | [WEB 12] |
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 13]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 14]。
字 | 番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|---|
瑞穂町字川澄 | 全域 | 名古屋市立汐路小学校 | 名古屋市立汐路中学校 | 尾張学区 |
瑞穂町字高田 | 全域 | |||
瑞穂町字下ノ切 | 全域 | 名古屋市立御劔小学校 | 名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校 | |
瑞穂町字田光 | 全域 | 名古屋市立瑞穂小学校 | 名古屋市立津賀田中学校 |
施設
編集- 名古屋市立大学川澄キャンパス・滝子キャンパス
- 昭和税務署
-
名古屋市立大学桜山(川澄)キャンパス
-
名古屋市立大学滝子キャンパス
-
昭和税務署
史跡
編集その他
編集日本郵便
編集- 集配担当する郵便局は以下の通りである[WEB 15]。
町丁 | 郵便番号 | 郵便局 |
---|---|---|
瑞穂町字川澄 | 467-0001[WEB 3] | 瑞穂郵便局 |
瑞穂町字西藤塚 | 467-0801[WEB 4] | |
瑞穂町字山の畑 | 467-0801[WEB 5] |
脚注
編集WEB
編集- ^ “愛知県名古屋市瑞穂区の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2017年10月7日閲覧。
- ^ a b “町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年3月20日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年3月17日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年3月17日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年3月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
- ^ 名古屋市役所市民経済局地域振興部住民課町名表示係 (2015年10月21日). “瑞穂区の町名一覧”. 名古屋市. 2017年10月7日閲覧。
- ^ 名古屋市役所 市民経済局地域振興部住民課町名表示係 (2013年6月6日). “名古屋市瑞穂区の一部で町名・町界整理を実施(平成24年7月18日実施)”. 名古屋市. 2017年12月26日閲覧。
- ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2005年7月1日). “(刊行物)名古屋の町(大字)・丁目別人口 (平成12年国勢調査) 瑞穂区” (XLS). 2017年10月8日閲覧。
- ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2007年6月29日). “平成17年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口 瑞穂区” (XLS). 2017年10月8日閲覧。
- ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2012年6月29日). “平成22年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口 瑞穂区” (XLS). 2017年10月8日閲覧。
- ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2017年7月7日). “平成27年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口” (XLS). 2017年10月8日閲覧。
- ^ “市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 平成29年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年3月21日閲覧。
書籍
編集- ^ a b c d e f g h 名古屋市計画局 1992, p. 401.
- ^ a b c d e f g h 名古屋市計画局 1992, p. 806.
- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 400.
- ^ a b c 名古屋市計画局 1992, p. 807.
- ^ a b 名古屋市計画局 1992, p. 796.
- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 787.
- ^ a b c d e 瑞穂区制施行50周年記念事業実行委員会 1994, p. 605.
- ^ a b c d 瑞穂区制施行50周年記念事業実行委員会 1994, p. 606.
- ^ a b 名古屋市計画局 1992, p. 800.
参考文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、瑞穂町 (名古屋市)に関するカテゴリがあります。