瑜伽行中観派
瑜伽行中観派(ゆがぎょうちゅうがんは、Yogācāra-Madhyamaka)とは、大乗仏教において、瑜伽行派(唯識派)の教説を中観派へと吸収・統合することを志向した、後期中観派スヴァータントリカ(自立論証派)の総称。チベット仏教に多大な影響を与えた[1]。
なお、同じくスヴァータントリカ(自立論証派)で経量部に近接していると見られた人々は「経量(行)中観派」「経部行中観派」(Sautrāntika-Mādhyamaka)と呼ばれたりもした[2][3]。
脚注・出典
編集- ^ 瑜伽行中観派とは - コトバンク/世界大百科事典
- ^ チベット中観思想史の研究 - サキャ派ロントゥン・マウェーセンゲのツォンカパ/チャンドラキールティ批判 - 小林守
- ^ ツルティム・ケサン(白館戒雲)「経部行中観派と瑜伽行中観派の学派分類について」『印度學佛教學研究』第51巻第1号、日本印度学仏教学会、2002年、416-412頁、doi:10.4259/ibk.51.416、ISSN 0019-4344、NAID 130003831886。