理論社
株式会社理論社(りろんしゃ)は、東京都千代田区に本社を置く出版社。日本書籍出版協会会員。
本社が入居しているBS11ビル | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒104-0051 東京都千代田区神田駿河台2丁目5番地 BS11ビル6階 |
設立 | 2010年(平成22年)12月9日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4010001137084 |
事業内容 | 書籍、雑誌、楽譜、その他の印刷物の編集、制作、出版及び販売 |
代表者 | 代表取締役 鈴木博喜 |
資本金 | 1000万円 |
従業員数 | 20名 |
関係する人物 | 小宮山量平 |
外部リンク | http://www.rironsha.co.jp/ |
特記事項:上記は新社のデータ。旧理論社は1946年(昭和21年)4月に設立、2011年9月5日解散。 |
概説
編集1947年(昭和22年)に小宮山量平が創業した。発足当初は季刊誌『理論』を発行しつつ、経済・歴史・社会科学書を出版した。1950年(昭和25年)に出版された杉本栄一の『近代経済学の解明』は、読売新聞社による「読者の選ぶ良書ベストテン」のトップ賞を受賞した。その後、朝鮮特需によって目先の利益に狂奔する世相を憂えた小宮山は、次世代の情操教育の必要を感じ、児童書の出版に主軸を転換した[1]。しかし、児童書は返品率の高いジャンルであり、作品や企業の姿勢は賞賛されながらも経営は悪化の一途となった。
社長が小宮山量平から山村光司に交代して間もなく、西村滋の『お菓子放浪記』が課題図書となり、さらにテレビドラマ化されたことで原作書もヒットとなった。その後、灰谷健次郎の『兎の眼』のヒットと映画化を機に、児童書にこだわらず読者を獲得する戦略を展開した[1]。
2010年(平成22年)10月6日に、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。2010年4月時点の負債額は22億円[2]。同年12月9日、日本BS放送(BS11)が100%子会社を設立(新旧分離)し、2011年(平成2年)1月11日付で事業譲渡により、従業員・商号を含む事業の譲受を受けると発表した[3]。
2012年(平成24年)7月に他社へ事業譲渡されて移転していたが、2018年(平成30年)1月には再度BS11が連結子会社化、同じく連結子会社となった同業の国土社と共に4月9日にBS11の本社ビルに再移転した。
主な出版作品
編集長年、主に児童書を出版し続け、学校図書館等への納入で堅実な実績を重ねてきたが、近年は大人向けの文芸書やサブカルチャージャンルに進出して出版点数を増やす路線を取り、結果としてその失敗が経営破綻を招いた。新体制では従来路線への回帰を行なって再度の黒字化に至り、事実上の経営立て直しに成功している。
創業時の回想
編集脚注
編集- ^ a b c 塩澤実信『出版社を読む』 新風舎 1998年 ISBN 4797408421 pp.188-192.
- ^ “大型倒産速報”. 帝国データバンク. (2010年10月6日). オリジナルの2010年10月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ 理論社:事業を譲受…日本BS放送の新子会社(毎日新聞)[リンク切れ]
外部リンク
編集- 理論社ホームページ - 公式サイト