現代医学教育博物館
現代医学教育博物館(げんだいいがくきょういくはくぶつかん)とは、岡山県倉敷市にある医学教育の為の博物館。学校法人川崎学園が運営している。
現代医学教育博物館 | |
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正面より | |
施設情報 | |
専門分野 | 医学 |
事業主体 | 学校法人川崎学園 |
開館 | 1980年 |
所在地 |
〒701-0192 岡山県倉敷市松島字立溝627番地1 |
位置 | 北緯34度38分0秒 東経133度48分41秒 / 北緯34.63333度 東経133.81139度 |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集日本唯一の医学教育博物館である。医学全域にわたる豊富な実物標本と視聴覚教材を持っている。病理解剖に使われた臓器の標本約1800点や、胎児模型などを所蔵・展示する[1]。「第2の実物図書館」「動きを見る図書館」として医学教育に役立っている。一般にも開放された、医学を分かりやすく説明する「家庭医学」「大衆医学」の博物館でもある。川崎医科大学の実習施設も兼ねており、様々な実習が行える。
川崎学園の学校(川崎医科大学や川崎医療福祉大学、川崎医科大学附属高等学校等)の学生・生徒は一年生の時に見学する事になっており、内部では「MM」と呼ばれて親しまれている。
沿革
編集- 1980年 川崎医科大学の創立10周年記念事業として設立される。
- 1981年 川崎祐宣が初代館長に就任。2階、4階が開館。
- 1982年 3階が完成。
- 1983年 心臓血管モデル完成(バイエルより寄贈)。
- 1989年 柴田進が第二代館長に就任。
- 1995年 望月義夫が第三代館長に就任。
- 1997年 山下貢司が第四代館長に就任。
- 2005年 植木宏明が第五代館長に就任。
愛知万博の国連館より動脈硬化模型等が寄贈される。
岡山県博物館協議会に加盟。
- 2016年 福永仁夫が第六代館長に就任。
施設・展示
編集2階は広く一般に開放し、様々な病気とその予防等を解説する「健康教育博物館」となっている。3階と4階は医療関係者の学習フロアとなっている。
交通アクセス
編集- 電車 JR山陽本線の中庄駅から徒歩15分程度
- 車 倉敷インターチェンジ、早島インターチェンジより各8分程度
関連項目
編集脚注・出典
編集- ^ 【探訪サイエンス】川崎医科大学「現代医学教育博物館」臓器標本1800点を展示『日本経済新聞』朝刊2018年8月10日(ニュースな科学面)2018年8月21日閲覧