珊瑚島
珊瑚島(中国語名)、パトル島[1](英語: Pattle Island)又はホアンサ島[2](黄沙島、ベトナム語:Đảo Hoàng Sa / 島黃沙)は、西沙諸島(パラセル諸島)南西部のクレスセント諸島[3](英語: Crescent Group、中国語: 永楽環礁)の西部に位置する島のひとつである。甘泉島から2海里離れている。
外交紛争のある島 現地名: 中国語: 珊瑚島 英語: Pattle Island ベトナム語: Đảo Hoàng Sa | |
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珊瑚島/パトル島/ホアンサ島 | |
地理 | |
所在地 | 南シナ海 |
座標 | 北緯16度32分14秒 東経111度36分25秒 / 北緯16.53722度 東経111.60694度座標: 北緯16度32分14秒 東経111度36分25秒 / 北緯16.53722度 東経111.60694度 |
所属群島 | 西沙諸島 |
実効支配 | |
中華人民共和国 | |
省 | 海南省 |
地級市 | 三沙市 |
領有権主張 | |
中華民国 | |
ベトナム |
東西の距離は800メートル、南北の距離は400メートル。島はほぼ楕円形をしており、面積は約0.31平方キロメートル[4]。中国語名の珊瑚島は、1909年、清の広東艦隊提督であった李師が、島で多くのサンゴを発見したことから命名されたものである。
この島は中華人民共和国に実効支配されており、海南省三沙市に組み込まれている。一方、中華民国(台湾)とベトナムもこの島の主権を主張している。
1956年、南ベトナムが本島を含む西沙諸島南西部の島礁群を実効支配した。西沙諸島の戦いが1974年に起こされ、中国人民解放軍が南ベトナム軍と衝突し、本島、甘泉島及び金銀島を占領した[5]。
脚注
編集- ^ チュオンサ、ホアンサに対するベトナムの主権を示す明らかな証拠が公開される 2014年05月13日付 VietnamPlus紙
- ^ ホアンサ(Hoang Sa)島地区 ダナンポータル
- ^ 南シナ海における中国の海洋進出および「海洋権益」維持活動について (PDF) 国立国会図書館調査及び立法考査局外交防衛課 小谷俊介、レファレンス 平成25年11月号
- ^ 珊瑚島(中国語)[リンク切れ]
- ^ 野口和彦『パワー・シフトと戦争 : 東アジアにおける事例を用いた因果分析』早稲田大学〈博士(学術) 甲第2897号〉、2009年。 NAID 500000513105 。