玄甲(げんこう)は、中国の甲冑・鎧の形式の1つ。

青銅や皮革で作られた甲冑が一般的だった時代に、鉄製の甲冑に使われた呼び名。前漢の頃から、製鉄技術の発達によって鉄製の武器が普及すると、青銅製の武具ではその攻撃に耐えられなくなり、甲冑にも鉄が使用されるようになった。「玄」は古代中国では黒色を示す字で、鉄の表面が黒光りすることからこの名で呼ばれた。

参考文献

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  • 『武器と防具・中国編』 篠田耕一 新紀元社 ISBN 4-88317-211-2
  • 『図説・中国武器集成』決定版 歴史群像シリーズ 歴史群像シリーズ編集部 編 学習研究社 ISBN 4-05-604431-7

関連項目

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