猿橋駅
猿橋駅(さるはしえき)は、山梨県大月市猿橋町殿上にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1]。駅番号はJC 31。
猿橋駅 | |
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北口(2021年5月) | |
さるはし[* 1] Saruhashi | |
◄JC 30 鳥沢 (4.1 km) (2.5 km) 大月 JC 32► | |
所在地 | 山梨県大月市猿橋町殿上346 |
駅番号 | JC31 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■■中央本線 |
キロ程 |
75.0 km(新宿起点) 東京から85.3 km |
電報略号 | サル |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
964人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)10月1日[1][2] |
備考 | 業務委託駅[3] |
歴史
編集- 1902年(明治35年)10月1日:国鉄中央東線鳥沢 - 大月間開通時に猿橋駅(えんきょうえき)として開設[4]。旅客・貨物取扱開始[2]。
- 1918年(大正7年)8月1日:駅名の読みをさるはしに改める[5]。
- 1960年(昭和35年)4月20日:貨物取扱廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2][6]。
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)4月1日:南口完成・南北自由通路利用開始[9]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2002年(平成14年)10月1日:開業100周年。大月駅で大月駅・猿橋駅開業100周年イベント開催。
- 2009年(平成21年)5月31日:みどりの窓口の営業終了。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備える[8]。島式ホームに相対して旧ホームが残されている。留置線を有する。有効長は当初10両編成分だったが、中央線快速電車の2階建てグリーン車2両連結した12両編成に対応するための延長工事を行い、2024年10月12日までにこれらの工事を全て完了し、翌日10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された[10]。
大月駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)[3]。自動券売機・簡易Suica改札機が設置されている。みどりの窓口は2009年(平成21年)5月31日で営業を終了した。北と南それぞれに駅前広場がある。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 中央本線 | 上り | 高尾・八王子・新宿方面 |
2 | 下り | 大月・甲府・小淵沢方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
自由通路(2021年5月)
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改札口(2021年5月)
-
ホーム(2021年5月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は964人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,773 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,778 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,743 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,720 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,733 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,713 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,717 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,695 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,668 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,620 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,594 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,568 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,574 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,526 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,469 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,435 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,401 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,358 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,284 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 1,187 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)843 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)902 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)923 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)964 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集相模川(桂川)の右岸、南約300mの段丘にあり、川や線路、主要道路がほぼ東西に走る。山が数十m南に迫っていて、平地部分は狭く細長い。駅の北に国道20号が通る。その北に宮下橋があって桂川を渡り、そのすぐ北に百蔵橋があって葛野川を渡る。東約700mに葛野川と桂川の合流点があり、駅の東約1.2kmに日本三奇橋の一つとされる猿橋と町の中心部がある。駅周辺は住宅地で、駅前商店街は無く国道沿いに商店が並ぶ。中央自動車道の猿橋バス停までは徒歩20分前後。
駅南方の山上には、パストラルびゅう桂台と言う分譲住宅地がある。2006年(平成18年)まで、山上との連絡にシャトル桂台と言う磁石を用いたモノレールが無人運転されていた。
- 公正屋大月東店
-
北口駅前広場(2021年5月)
-
南口駅前広場(2021年5月)
バス路線
編集最寄り停留所は、駅北口ロータリにある猿橋駅前となる。以下の路線が乗入れ、富士急バスにより運行されている。
甲府機関庫猿橋分庫
編集甲府機関庫猿橋分庫は、猿橋駅に隣接して設けられた甲府機関庫の出先機関である。
歴史(猿橋分庫)
編集(出典:[16])
- 1903年(明治36年):八王子機関庫職員が猿橋在勤として勤務
- 1905年(明治38年)11月:給水夫詰所(1坪5合)を新築
- 1909年(明治42年)
- 1913年(大正2年)
- 1914年(大正3年):2120型2両増加[18]
- 1915年(大正4年)3月:重油タンクを新設 工費2,390円
- 1918年(大正7年)10月12日:事務員1人を配置
- 1920年(大正9年)
- 1923年(大正12年)4月1日:機関車転車台を電気動力に変更 工費2,549円
- 1925年(大正14年)
- 1926年(大正15年)
- 1929年(昭和4年)9月19日:甲府機関庫猿橋駐泊所を甲府機関庫猿橋転向給炭水所と改称 構内勤務機関士の駐在を免じ機関助士1名を新置
- 1931年(昭和6年)8月11日:甲府機関庫猿橋転向所と改称
- 1936年(昭和11年)1月10日:猿橋転向所を削除
電化初期に果たした役割
編集(出典:[19])
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、20頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、180頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
- ^ 「逓信省告示第424号」『官報』1902年9月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道院告示第51号」『官報』1918年6月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日、27頁。
- ^ “猿橋駅を橋上化へ JR東京地域本社 来月から工事着手”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年2月20日)
- ^ a b “10両編成の列車に対応 橋上化完成 JR中央線猿橋駅” 朝日新聞 (朝日新聞社): 東京地方版/山梨面. (1997年12月26日 朝刊)
- ^ a b “南北自由通路完成 橋上駅に南口も 大月の中央線猿橋駅” 朝日新聞 (朝日新聞社): 東京地方版/山梨面. (1998年4月1日 朝刊)
- ^ 中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始します ~快適な移動空間の提供を通じ、輸送サービスの質的変革を目指します~ 2024年9月10日 JR東日本
- ^ 富士急バス上和田線時刻表、富士急バス、2023年4月18日閲覧
- ^ 富士急バス宮谷線時刻表、富士急バス、2023年4月18日閲覧
- ^ 富士急バス藤崎・四季の丘・桂台線時刻表、富士急バス、2023年4月18日閲覧
- ^ 富士急バス新倉・山谷線時刻表、富士急バス、2023年4月18日閲覧
- ^ 富士急バス朝日小沢上線時刻表、富士急バス、2023年4月18日閲覧
- ^ この項の出典は他に注記の無い限り 甲府運転区(編)「沿革誌 設立100周年記念」(東日本旅客鉄道 甲府運転区 2003年6月) P60-62による
- ^ 甲府運転区(編)「沿革誌 設立100周年記念」(東日本旅客鉄道 甲府運転区 2003年6月) P75の大正2年の欄には「猿橋分庫に機関車配置することとなり2120型1両 2400型3両増加す」の記述がある。
- ^ 甲府運転区(編)「沿革誌 設立100周年記念」(東日本旅客鉄道 甲府運転区 2003年6月) P75
- ^ 甲府運転区(編)「沿革誌 設立100周年記念」(東日本旅客鉄道 甲府運転区 2003年6月)P63-69
利用状況
編集- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(猿橋駅):JR東日本