狐山古墳 (加賀市)
狐山古墳(きつねやまこふん)は、石川県加賀市二子塚町にある古墳。形状は前方後円墳。国の史跡に指定されている[1]。
狐山古墳 | |
---|---|
後円部墳頂 | |
所在地 | 石川県加賀市二子塚町 |
位置 | 北緯36度18分29.5秒 東経136度22分46.8秒 / 北緯36.308194度 東経136.379667度座標: 北緯36度18分29.5秒 東経136度22分46.8秒 / 北緯36.308194度 東経136.379667度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 | 墳丘長55.8m |
築造時期 | 5世紀後半 |
史跡 | 国の史跡「狐山古墳」[1] |
地図 |
概要
編集- 全長55.8メートル[2]
- 前方部幅26.5メートル、高さ5.1メートル
- 後円部径26.5メートル、高さ6.5メートル
前方部を西に向ける。葺石が施され、埴輪が検出されている。幅10メートル前後の周溝が巡る。築造年代は5世紀後半と推定される[2]。
1932年(昭和7年)、土取り工事によって後円部から長さ2.7メートルの凝灰岩製箱形石棺が発見され、棺内からは壮年男子の遺骨とともに、神獣鏡や銀製帯金具、玉類、短甲、衝角付冑、直刀、剣、鉄鏃など大量の副葬品が出土した[2][3]。また、1973年-74年(昭和48-49年)に石川県や加賀市が実施した発掘調査で、同古墳の周辺に36基以上の古墳が分布することが確認された[3]。
現在後円部は覆い屋で保護され、出土遺物の一部も併設された収蔵庫に保存されている。
-
出土品
東京国立博物館展示(他画像も同様)。 -
横矧板鋲留衝角付冑
-
横矧板鋲留短甲
文化財
編集国の史跡
編集- 狐山古墳 - 1932年(昭和7年)4月19日指定[4]。