犬山市議会
愛知県犬山市の地方議会
犬山市議会(いぬやましぎかい)は、愛知県犬山市に設置されている地方議会である。
犬山市議会 | |
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種類 | |
種類 | |
役職 | |
議長 | 三浦知里(公明クラブ) |
副議長 | 久世高裕(清風会) |
構成 | |
定数 | 20(欠員2) |
院内勢力 | 令和新政クラブ (4)
清風会 (3)
日本共産党犬山市議団 (3)
犬山市民クラブ (3)
公明クラブ (2)
無所属 (3) |
選挙 | |
大選挙区制 | |
前回選挙 | 2023年4月23日 |
議事堂 | |
愛知県犬山市大字犬山字東畑36 | |
ウェブサイト | |
犬山市議会 |
概要
編集会派
編集会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表者) |
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令和新政クラブ | 4 | ◎大井雅雄、長谷川泰彦、小川清美、畑竜介 |
清風会 | 3 | ◎吉田鋭夫、柴山一生、久世高裕 |
日本共産党犬山市議団 | 3 | ◎水野正光、岡村千里、岡覚 |
犬山市民クラブ | 3 | ◎中村貴文、大沢秀教、柴田浩行 |
公明クラブ | 2 | ◎三浦知里、諏訪毅 |
無所属 | 3 | 玉置幸哉、鈴木伸太郎、ビアンキ・アンソニー |
計(欠員2) | 19 |
(2022年11月21日現在[2])
沿革
編集- 2018年
- 2月28日 - 第1回「市民フリースピーチ制度」が市議会で開催。発案はビアンキ・アンソニー[3]。
- 11月9日 - 「市民フリースピーチ制度」が第13回「マニフェスト大賞」に選出された[4]。
- 2019年
- 4月21日 - 犬山市議会議員選挙執行。投票率50.17%。
- 8月31日 - 山田拓司が辞職[5]。
- 2021年
- 4月23日 - 市議会全員協議会が開催。「犬山市議会ハラスメントの防止に関する要綱」と「犬山市議会議員の政治倫理に関する基準」が全員一致で定められた[6][7]。
- 6月11日 - 市議会定例会で久世高裕が、ビアンキ・アンソニーが2017年3月に犬山国際交流協会に対して行った人事介入ならびに各方面に対して行った威圧的言動に関し質問[8]。
- 6月25日 - 市議会定例会でビアンキは上記の件につき事実関係を認め、謝罪した[8]。
- 7月19日 - 市議会全員協議会が開催。上記の件に関する調査委員会の設置が決定[8]。
- 11月18日 - 調査委員会は調査報告書を公表。ビアンキのパワハラと犬山国際交流協会役員4名辞任の間には、一定の因果関係があると認定した[8]。
- 2022年
- 3月11日 - 東海地方の政党に属さない女性議員らでつくる団体「女性を議会に!ネットワーク」は、愛知県内の全市町村議会を対象にした情報公開度調査の結果を発表した。同団体の調査では、情報公開度は犬山市議会が県内1位であった[9]。
- 3月22日 - 岡村千里が実行委員会委員長を務める「いちにち女性議会」が議場にて開催された。女性の市民が登壇し、山田拓郎市長が答弁に立った[10][11]。
- 同日 - 市議会は「ビアンキアンソニー議員が行った不適切な言動に対し、猛省を求める決議」案を可決した[12]。この後、ビアンキは自身のFacebookに協会の人事を批判する文章を投稿。
- 4月21日 - 市議会は、上記のビアンキの投稿が政治倫理基準などに反するとして、厳重注意の文書をビアンキに渡した[13]。
- 2023年
- 4月23日 - 犬山市議会議員選挙執行。投票率47.31%。ビアンキは不出馬。代わりに妻のビアンキ恵子が立候補し[14]、初当選した。
議員報酬と政務活動費
編集- 議員報酬
役職 | 報酬 | 期末手当(6月) | 期末手当(12月) |
---|---|---|---|
議長 | 月額 52万7,000円 | 報酬月額×1.725月×1.45 | 報酬月額×1.725月×1.45 |
副議長 | 月額 48万7,000円 | ||
議員 | 月額 47万2,000円 |
- 政務活動費
1人当たり、年額15万円。会派(所属議員が2人以上のもの)または会派に属さない議員に交付される[15]。
選挙
編集2019年犬山市議会議員選挙
編集2019年4月21日執行 当日有権者数:59,733人 最終投票率:50.17% 定数:20人 立候補者数:22人
順位 | 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 |
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1 | 当 | 中村貴文 | 53 | 無所属 | 現 | 2,344 |
2 | 当 | 鈴木伸太郎 | 54 | 無所属 | 現 | 2,237 |
3 | 当 | ビアンキ・アンソニー | 60 | 無所属 | 現 | 2,210 |
3 | 当 | 柴田浩行 | 52 | 無所属 | 現 | 2,210 |
5 | 当 | 三浦知里 | 61 | 公明党 | 現 | 1,780 |
6 | 当 | 大沢秀教 | 51 | 無所属 | 現 | 1,652 |
7 | 当 | 諏訪毅 | 52 | 公明党 | 新 | 1,611 |
8 | 当 | 小川清美 | 61 | 無所属 | 新 | 1,428 |
9 | 当 | 長谷川泰彦 | 64 | 無所属 | 新 | 1,315 |
10 | 当 | 大井雅雄 | 65 | 無所属 | 新 | 1,237 |
11 | 当 | 玉置幸哉 | 50 | 無所属 | 現 | 1,220 |
12 | 当 | 岡覚 | 70 | 日本共産党 | 現 | 1,219 |
13 | 当 | 丸山幸治 | 41 | 無所属 | 新 | 1,183 |
14 | 当 | 畑竜介 | 38 | 無所属 | 現 | 1,152 |
15 | 当 | 岡村千里 | 54 | 日本共産党 | 現 | 1,151 |
16 | 当 | 水野正光 | 72 | 日本共産党 | 現 | 1,075 |
17 | 当 | 久世高裕 | 37 | 無所属 | 現 | 1,061 |
18 | 当 | 山田拓司 | 76 | 無所属 | 現 | 955 |
19 | 当 | 柴山一生 | 60 | 無所属 | 現 | 821 |
20 | 当 | 吉田鋭夫 | 67 | 国民民主党 | 現 | 789 |
21 | 落 | 小河原佳澄 | 39 | 無所属 | 新 | 635 |
22 | 落 | 内門燎 | 26 | 無所属 | 新 | 362 |
2015年犬山市議会議員選挙
編集2015年4月26日執行 当日有権者数:58,636人 最終投票率:55.03% 定数:20人 立候補者数:25人[16]
順位 | 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 |
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1 | 当 | ビアンキ・アンソニー | 56 | 無所属 | 現 | 1,945 |
2 | 当 | 鈴木伸太郎 | 50 | 無所属 | 現 | 1,936 |
3 | 当 | 柴田浩行 | 48 | 無所属 | 現 | 1,858 |
4 | 当 | 三浦知里 | 57 | 公明党 | 現 | 1,854.590 |
5 | 当 | 中村貴文 | 49 | 無所属 | 現 | 1,807 |
6 | 当 | 久世高裕 | 33 | 無所属 | 現 | 1,672 |
7 | 当 | 大澤秀教 | 47 | 無所属 | 現 | 1,523.561 |
8 | 当 | 上村良一 | 63 | 公明党 | 現 | 1,501 |
9 | 当 | 市橋円広 | 59 | 無所属 | 現 | 1,472 |
10 | 当 | 岡覚 | 66 | 日本共産党 | 現 | 1,401 |
11 | 当 | 岡村千里 | 50 | 日本共産党 | 現 | 1,284.409 |
12 | 当 | 水野正光 | 68 | 日本共産党 | 現 | 1,208 |
13 | 当 | 山田拓司 | 72 | 無所属 | 新 | 1,201 |
14 | 当 | 矢幡秀則 | 65 | 無所属 | 現 | 1,191.438 |
15 | 当 | 稲垣民夫 | 69 | 無所属 | 現 | 1,191 |
16 | 当 | 柴山一生 | 56 | 無所属 | 現 | 1,153 |
17 | 当 | 玉置幸哉 | 46 | 無所属 | 新 | 1,097 |
18 | 当 | 後藤幸夫 | 64 | 無所属 | 現 | 1,096 |
19 | 当 | 堀江正栄 | 67 | 無所属 | 現 | 1,057 |
20 | 当 | 吉田鋭夫 | 63 | 民主党 | 現 | 1,052 |
21 | 落 | 一色正司 | 59 | 無所属 | 新 | 1,027 |
22 | 落 | 下山隆 | 47 | 無所属 | 新 | 945 |
23 | 落 | 大井雅雄 | 61 | 無所属 | 新 | 928 |
24 | 落 | 辻英明 | 64 | 無所属 | 新 | 419 |
25 | 落 | 紀藤俊哉 | 38 | 無所属 | 新 | 128 |
出身者
編集- 山田拓郎(第7代犬山市長)
- 原欣伸(第8代犬山市長)
- 馬場富(参議院議員)
- ビアンキ・アンソニー(犬山市議会議員)
- 中村貴文(愛知県議会議員)
脚注
編集- ^ “市町村選挙情報(平成30年度)”. 愛知県庁. 2019年1月12日閲覧。
- ^ 会派別・無所属議員一覧表|犬山市
- ^ 三田村泰和「フリースピーチ 身近な議会に一役 犬山で本年度最後 市民が自由に意見 拍手OK」 『中日新聞』2018年9月11日付朝刊、近郊版、18面。
- ^ 『東京新聞』2018年11月10日付朝刊、6面、「犬山市議会にマニフェスト大賞」。
- ^ “令和元年9月定例会(第1日 9月2日)”. 犬山市議会 会議録検索システム. 2022年6月8日閲覧。
- ^ “犬山市議会ハラスメントの防止に関する要綱について”. 犬山市 (2021年7月8日). 2022年6月8日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “犬山市議会議員の政治倫理に関する基準について”. 犬山市 (2021年7月8日). 2022年6月8日閲覧。
- ^ a b c d “令和3年6月定例議会における犬山国際交流協会についての一般質問の事実関係を確認するための調査委員会 調査報告書” (PDF). 犬山市議会 (2021年11月18日). 2022年6月8日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 戸川祐馬 (2022年3月21日). “情報公開度、犬山市議会がトップ 2位小牧市 3位名古屋市”. 中日新聞 2022年6月8日閲覧。
- ^ “普段は19人中2人のみ…市議会で『いちにち女性議会』一般の女性が参加 市長「議員の仕事知るきっかけに」”. 東海テレビ. (2022年4月5日) 2022年6月8日閲覧。
- ^ “いちにち女性議会開催報告” (PDF). 犬山市. 2022年6月8日閲覧。
- ^ “ビアンキアンソニー議員が行った不適切な言動に対し、猛省を求める決議” (PDF). 犬山市議会 (2022年3月22日). 2022年3月22日閲覧。
- ^ “令和4年 全員協議会(4月21日)”. 犬山市議会 会議録検索システム. 2022年6月8日閲覧。
- ^ “犬山市議会議員一般選挙 立候補受付状況報告書”. 犬山市選挙管理委員会 (2023年4月16日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ 政務活動費|犬山市
- ^ 犬山市議会議員一般選挙・得票数|犬山市