牧野博幸

日本の漫画家 (1968?-)

牧野 博幸(まきの ひろゆき、1968年[注 1]5月30日[3] - )は、日本漫画家愛知県出身[2]。血液型はB型[3]

経歴、人物

編集

デビュー前は看板デザインの仕事をしていたが、あるとき台風で倒れた看板の片付け作業を手伝っていたときに腰を痛め入院(椎間板ヘルニア)。その後、療養中に漫画雑誌の4コマ漫画募集の記事を目にしたことで投稿活動を行うようになる[4]

ドラゴンクエスト4コマクラブ』の投稿者(会員ナンバーは0057[2])として4コマ作品を発表したのち、『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』6巻(エニックス)でデビュー。その独自のテンションとギャグセンスで人気作家の1人となる。その傍ら、『月刊少年ギャグ王』(エニックス)では『勇者カタストロフ!!』『超弩級ほかほか戦士チャブダイン』などを連載した。『ドラゴンクエスト4コマ漫画劇場』引退後も、ゼルダの伝説スーパーロボット大戦シリーズアイドルマスターなどの4コマアンソロジーを中心に活動を続けている。

ゲーム関連4コマアンソロジーでは、原作キャラの大胆なデフォルメ化、エキセントリックな性格描写、シリアスなシーンでのギャグ絵の挿入を特色としている。

2003年からタケカワユキヒデとともに、『プレコミックブンブン』に『ともだちロボットギタローくん』を連載(2003年12月号 - 2005年2月号)。2004年12月にブンブンコミックス(ポプラ社)から単行本化された。この作品はベトナムでも翻訳され、日本国外への進出を果たした。2007年より、『コミック・ガンボ』で『愛天使ポルチャーノ』を連載したが、連載終了後ほどなく同誌が廃刊となり、単行本化はされていない。

2010年には、復刊ドットコムより『勇者カタストロフ!!』が上下巻にて復刻発売。その話題と反響をきっかけに、近年執筆活動から離れていた牧野のもとへ再び漫画の依頼が来るようになったという[5]

魚屋が主人公の『勇者カタストロフ!!』の単行本では、中表紙の取材協力に愛知県周辺の寿司屋や名古屋港水族館の名前が掲載されている[6]。一番お気に入りのドラゴンクエストシリーズは『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』である[7]

自画像はデフォルメされたキャラクターが多いが、たまに痩せ型の普通の男性を描く時もある[要出典]

かなりのガンダム好きで知られ、『勇者カタストロフ!!』にはガンダムのパロディが散りばめられている。そのため、スーパーロボット大戦シリーズやGジェネレーションシリーズギレンの野望シリーズアンソロジーコミックへの参加が多い。

作品

編集

アシスタント

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 1991年の書籍では22歳[1]、1992年の書籍では24歳となっている[2]

出典

編集
  1. ^ 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 番外編 4コマクラブ傑作集』 1991, p. 83, 「血と汗のゴールド」.
  2. ^ a b c 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 番外編 4コマクラブ傑作集3』 1992, p. 81, 「愛のある言葉」.
  3. ^ a b 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』第9巻 1993, p. 37.
  4. ^ 牧野博幸「おまけマンガフェスティバル その日ぐらしの泣く頃に」『勇者カタストロフ!! 上巻』復刊ドットコム、2010年7月30日。ISBN 978-4-8354-4428-4 
  5. ^ ""ネオ懐マン"復刊ムーブメント (4/4)". コミックナタリー. ナターシャ. 2010年11月17日. p. 4. 2024年10月4日閲覧
  6. ^ a b c 『勇者カタストロフ!!』第4巻 1997, 「中表紙」.
  7. ^ 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』第10巻 1995, p. 27.

参考文献

編集
  • 「血と汗のゴールド」『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 番外編 4コマクラブ傑作集』エニックス、1991年3月、83頁。ISBN 4-900527-59-9 
  • 「愛のある言葉」『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 番外編 4コマクラブ傑作集3』エニックス、1992年3月、81頁。ISBN 4-900527-92-0 
  • 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 第9巻』エニックス、1993年3月、37頁。ISBN 4-87025-744-0 
  • 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 第10巻』エニックス、1995年1月、27頁。ISBN 4-87025-791-2 
  • 牧野博幸「中表紙」『勇者カタストロフ!! 第4巻』エニックス〈ギャグ王コミックス〉、1997年1月。ISBN 4-87025-639-8 

外部リンク

編集