熊谷晋一郎
熊谷 晋一郎(くまがや しんいちろう、1977年(昭和52年)- )は、日本の医師、科学者。専門は、小児科学、当事者研究。博士(学術)(東京大学・2014年)。東京大学先端科学技術研究センター准教授。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」編集長[1]。山口県出身。
人物情報 | |
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全名 |
熊谷 晋一郎 (くまがや しんいちろう) |
生誕 |
1977年(昭和52年) 日本・山口県新南陽市 |
出身校 |
東京大学医学部 東京大学大学院医学系研究科 東京大学大学院工学系研究科 |
学問 | |
時代 | 21世紀 |
活動地域 | 日本 |
研究分野 |
小児科学 発達障害 当事者研究 |
研究機関 |
東京大学医学部附属病院 千葉西総合病院 埼玉医科大学病院 東京大学先端科学技術研究センター |
特筆すべき概念 |
敗北の官能 予期 身体内協応構造 身体外協応構造 内部モデル 社会(運動)モデル 医学(医療・治療)モデル 研究モデル |
主要な作品 |
『リハビリの夜』 『つながりの作法―同じでもなく 違うでもなく』 |
主な受賞歴 | 第9回新潮ドキュメント賞 |
略歴・人物
編集山口県新南陽市生まれ。新生児仮死の後遺症で脳性麻痺となり、車椅子生活を送る。小学校・中学校と普通学校で統合教育を経験し、山口県立徳山高等学校、東京大学医学部医学科を卒業。小児科医として病院勤務を経て2015年より現職。
パートナーはアスペルガー症候群当事者の綾屋紗月で、共に障害者の立場から当事者研究を行っている[要出典]。
「自立とは依存先を増やすことである」と述べている[2]。
受賞
編集著書
編集- 『発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい』医学書院、2008(共著)ISBN 4260007254
- 『リハビリの夜』医学書院、2009 ISBN 4260010042
- 『つながりの作法―同じでもなく 違うでもなく』日本放送出版協会、2010(共著)ISBN 4140883359
- 『当事者研究の研究』医学書院、2013(共著)ISBN 426001773X
- 『ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」』青土社、2013(共著)ISBN 479176739X
- 『「存在を肯定する」作業療法へのまなざしーなぜ「作業は人を元気にする! 」のか』三輪書店、2014(共著)ISBN 4895904733
- 『障害者運動のバトンをつなぐ――いま、あらためて地域で生きていくために』生活書院、2016(共著)ISBN 4865000607
- 『ブレイクスルーへの思考: 東大先端研が実践する発想のマネジメント』東京大学出版会、2016(共著)ISBN 4130430378
- 『小児科の先生が車椅子だったらー私とあなたの「障害」のはなし』ジャパンマシニスト社〈ちいさい・おおきい・よわい・つよいNo.123〉、2019年7月。ISBN 978-4880499239。
共著
編集共編著
編集- (上岡陽江+ダルク女性ハウス)『ひとりでがんばってしまうあなたのたのめの子育ての本 「ダルク女性ハウス」から学ぶこと・気づくこと』ジャパンマシニスト社〈ちいさい・おおきい・よわい・つよいNo.125〉、2019年10月。ISBN 978-4880499253。
出演
編集博士論文
編集脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 熊谷晋一郎 (@skumagaya) - X(旧Twitter)
- 熊谷晋一郎 (shinichiro.kumagaya) - Facebook
- 熊谷晋一郎 - 東京大学先端科学技術研究センター
- 東京大学 先端科学技術研究センター 当事者研究分野 熊谷研究室
- 脳性まひの小児科医・熊谷晋一郎さんインタビュー全文
- 相模原障害者施設殺傷事件 第2回 熊谷晋一郎さんインタビュー