熊谷基地
座標: 北緯36度10分8秒 東経139度18分48秒 / 北緯36.16889度 東経139.31333度
熊谷基地(くまがやきち、JASDF Kumagaya Airbase)は、埼玉県熊谷市拾六間839に所在し、航空自衛隊第4術科学校等が配置されている航空自衛隊の基地である。飛行場施設はヘリポートがあるだけで、滑走路は有していない。基地司令は第4術科学校長が兼務。開庁行事は「さくら祭」の名称で4月上旬に開催しておりブルーインパルスの飛行も行っている。(近年不参加)
旧陸軍の熊谷飛行学校の跡地にありその歴史は古い。昭和13年に昭和天皇が行幸した事もあり、基地内にはそれを記念した記念碑が建っている。
教育隊が配置されており、自衛官候補生・一般曹候補生として航空自衛隊に入隊した隊員は本基地、又は山口県の防府南基地で約3か月の基礎訓練を受けることになる。女性隊員の受け入れは平成2年以降防府南基地のみで実施されていたが、令和6年度より熊谷基地での女性の新入隊員の受け入れが開始された[1]。
基地司令は、第4術科学校長が兼務。
沿革
編集- 1935年(昭和10年)12月:熊谷陸軍飛行学校として創設
- 1938年(昭和13年)10月:昭和天皇行幸
- 1945年(昭和20年)9月:米陸軍第43師団が進駐し「U.S.ARMY CAMP WHITTINGTON」となる
- 1958年(昭和33年)
- 3月25日:宇都宮駐屯地において臨時第2航空教育隊が新編
- 7月26日:臨時第2航空教育隊が熊谷に移動。米陸軍「U.S.ARMY CAMP WHITTINGTON」日本政府に返還
- 8月1日:航空自衛隊熊谷基地開設。第2航空教育隊を編成(新隊員課程 第31期から教育開始)航空警務隊熊谷警務分遣隊を新編
- 1959年(昭和34年)10月1日:第2術科学校熊谷分校が新編(航空生徒隊を編成(防府南基地から移転))
- 1961年(昭和36年)7月15日
- 航空自衛隊第4術科学校を新編(第2術科学校熊谷分校を廃止)
- 航空生徒隊を第4術科学校へ隷属替え
- 中央航空通信群移動通信隊を新編
配置部隊・機関
編集- (航空教育集団)
- 航空自衛隊第4術科学校
- (航空教育隊)第2教育群
- (航空システム通信隊)
- 第1移動通信隊
- (航空警務隊)
- 熊谷地方警務隊
出典
編集- ^ “始動!全国で2カ所目となる女性新入隊員教育|空自熊谷基地”. 防衛日報デジタル. (2024年4月10日) 2024年11月22日閲覧。