無常院 (長野市)
長野県長野市にある寺院
無常院(むじょういん)は長野県長野市安茂里小市に存在する浄土宗鎮西派の寺院。山号は菩提山、寺号は南泉寺。信濃三十三観音霊場の十二番札所。善光寺七寺に挙げられる場合がある。
無常院 | |
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所在地 | 長野県長野市安茂里小市3-45-8 |
位置 | 北緯36度37分26.8秒 東経138度8分18.1秒 / 北緯36.624111度 東経138.138361度座標: 北緯36度37分26.8秒 東経138度8分18.1秒 / 北緯36.624111度 東経138.138361度 |
山号 | 菩提山 |
院号 | 無常院 |
宗旨 | 浄土宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 永承3年(1048年) |
正式名 | 菩提山 無常院 南泉寺 |
別称 | 子育観音 中見堂 |
札所等 | 信濃三十三観音霊場12番札所 |
法人番号 | 6100005000839 |
概要
編集寺伝によれば、永承3年(1048年)天台宗寺院として誓林坊が開山した。往時は中御所にあったが衰微し、天正2年(1574年)に慶誉上人によって堂宇を移転・再建し、浄土宗として中興とされた。
本尊の銅造阿弥陀如来は、一光三尊の善光寺仏で、鎌倉時代中期と推定され、現在は秘仏となっている(長野市指定文化財)。また善光寺と同じ立葵の寺紋を使用している。
境内
編集本堂と庫裡は弘化4年(1847年)の善光寺地震で倒壊し、嘉永3年(1850年)に再建された。山門は元禄時代の鐘楼門であり、脇には六地蔵が並ぶ。観音堂には馬頭観音が安置されている。
御詠歌
編集- 中見堂
- 参りて拝む
- ありがたや
- よきもあしきも
- もらし給ふな
参考文献
編集- 『探訪 信州の古寺 浄土教・日蓮宗』1996年 郷土出版社
- 『信濃三十三番札所みちを歩く』2008年 信濃毎日新聞社出版部