点取占い
概要
編集点取占いは、パッケージ単位で「点取占い」と書かれた十数本の占いのおみくじが入っていて、それぞれ色の異なるインクが使われている。
おみくじ自体は薄い紙に糊付けしてあるため、慎重に封をはがさないと破れるおそれがある(おみくじの内容の画像右上の例)。
おみくじの封を開けると、横長の紙に以下のように縦書きの数行のメッセージにイラストや点数が添えられている。
例「気をつけないと又失敗するぞ ●4点」「もしも百万円を拾ったらどうする ○10点」
点数は1~10点まであり、点数の上にある丸には白丸や半星(◐・◑)、黒丸が書かれていて、点数の高い占いには白丸、低いものは黒丸になることが多い。
メッセージは600種類以上でシュールな内容も多数あり[注 1]、ヘタウマのようなイラストが描かれていることから、その筋のファンも多くいる。
商品名は『点取占い』(正しくは「点取」と「占い」間に「?」が入る)だが、『点取り占い』と書かれることもある[注 2]。
おみくじの封を開けて自分の運勢を占う他にはパッケージの裏面に書かれている遊び方によると、開けたおみくじの点数の合計で自分を評価するのと、二人で点数の合計を競うやり方もある。
小史
編集昭和10年頃、大阪府の松屋町の玩具商の宮城隆一が『点取辻占い』として売り出したのが始まりで、戦争で一時は途絶えたが、1963年に復刻された。東大阪市のワカエ紙工で作られていたが、2017年に生産を終了した。[1][2]
関連商品
編集注釈
編集出典
編集- ^ 昭和レトロだけど今時の若者にもヒット 「点取占い」の世界 - exciteニュース 2021年3月26日閲覧。
- ^ さよなら点取占い、また会う日まで! - 松屋町玩具問屋 まいど!タツヤブログです♪ 2021年3月26日閲覧。
参考図書
編集- 『VOW 現代下世話大全』宝島社、1987年10月。ISBN 4-88063-339-9。:p.78~85。
関連項目
編集- ナインティナインのオールナイトニッポン、ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン - 『僕の点取り占い』というコーナーがある。
- フォーチュン・クッキー