火山島(かざんとう)は、金石範1981年から1988年にかけ文芸誌『文學界』に掲載した長編小説である。

連載当初のタイトルは「海嘯」であったが、単行本(田村義也装丁)は、文藝春秋で(第1巻から第3巻目まで)「火山島」に改題し刊行、第2部(第4巻から第7巻)は1996年から翌97年に出版された。2015年10月に岩波書店オンデマンド出版で再刊。

1948年に李承晩軍事政権に抗し、朝鮮南部済州島で起きた「済州島四・三事件」を題材にした作品である。

1984年大佛次郎賞(第1部・3巻目まで)、全7巻で完結した1998年毎日芸術賞を各・受賞している。

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