滝川(たきかわ)は、埼玉県秩父市を流れる一級河川荒川水系荒川の支流である。

滝川
水系 荒川水系
種別 一級河川
延長 9 km
流域面積 47.7 km2
河口・合流先 入川埼玉県秩父市入川橋付近)
流路 秩父市
流域 秩父市
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地理

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埼玉県秩父市の旧秩父郡大滝村地区の山間部である唐松尾山笠取山・古礼山に源を発しV字谷を刻みこみながら北に流れる[1]国道140号(彩甲斐街道)に沿って流れ、川又地区にある入川橋付近で荒川源流部の流路である入川合流する。流路延長は9.0 キロメートル、流域面積は47.7 平方キロメートルで山地面積は43.5平方キロメートル(91.2 %)である[2]。名前が示すとおり急流が多く、源流点からの落差は1000メートルもある[1]

雁坂峠水晶山、笠取山、唐松尾山などを源とするそれぞれの沢登りがよく行われるほど急流である。それより下流は、比較的川幅が広く緩やかである。

支流

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  • 枝沢
  • 槇ノ沢
  • 金山沢
  • 曲沢
  • 豆焼川(豆焼沢) - 滝川最大の支流。遭難した旅人が豆を焼いて食べたという伝承がある[3]
  • 九度の沢

脚注

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  1. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 540頁。
  2. ^ 『荒川 自然』 26頁。
  3. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』801頁。

参考文献

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  • 『荒川 自然(荒川総合調査報告書1)』埼玉県、1987年3月25日。 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日、540頁。ISBN 4040011104