滋賀県立陶芸の森
滋賀県甲賀市の信楽高原にある博物館研究施設
滋賀県立陶芸の森(しがけんりつとうげいのもり、英文名称:The Shigaraki Ceramic Cultural Park)は、滋賀県甲賀市の信楽高原にある美術館とコンベンション施設と研修施設を備えた都市公園。信楽焼の情報発信と文化・産業の振興、人材育成、文化創造の環境提供、そして県民のレクリエーションを目的として1990年(平成2年)6月に開設された。公益財団法人滋賀県陶芸の森が指定管理者として管理運営を行う。
滋賀県立陶芸の森 The Shigaraki Ceramic Cultural Park | |
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広場(2007年10月。階段上の建物は陶芸館) | |
分類 | 都市公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯34度53分3.40秒 東経136度3分27.67秒 / 北緯34.8842778度 東経136.0576861度座標: 北緯34度53分3.40秒 東経136度3分27.67秒 / 北緯34.8842778度 東経136.0576861度 |
開園 | 1990年 |
運営者 | 公益財団法人滋賀県陶芸の森(指定管理者) |
駐車場 | |
アクセス |
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備考 | 美術館などを併設する都市公園 |
公式サイト | 滋賀県立陶芸の森 |
滋賀県立陶芸の森 | |
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施設情報 | |
愛称 | 陶芸館 |
専門分野 | 信楽焼 |
事業主体 | 滋賀県 |
管理運営 | 公益財団法人滋賀県陶芸の森(指定管理者) |
所在地 |
〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7 |
位置 | 北緯34度53分3.40秒 東経136度3分27.67秒 / 北緯34.8842778度 東経136.0576861度 |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集六古窯の一つ信楽焼の産地として有名な信楽の市街地(標高300 m)を見下ろす丘陵(標高350 m)に位置する面積40 haの都市公園で、自然の地形と森林を生かした公園内には、陶芸専門の美術館、展示館、研修館を分散して設置し、遊歩道を巡らせている。
野外展示場「星の広場」のほか、園内の至る所に当施設で焼成された陶芸作品が野外展示されている。
2008年(平成20年)に発足した日本の陶磁専門公立博物館で構成される組織「陶磁ネットワーク会議」の創立メンバーである[2]。
主な施設
編集- 創作研修館
- アーティスト・イン・レジデンスとよばれる滞在型の陶磁器制作スタジオ。新進の陶芸家への創作の場の提供を目的とする施設である。館の山手には製作のためののぼり窯が点在する。
- 信楽産業展示館
- 現在の信楽焼の紹介と産業振興を目的とする施設。総合展示場や信楽ホール、会議室、ショップ、レストランを備える。
- 陶芸館
- 陶芸専門の美術館。陶芸の芸術・文化振興を目的とする施設。当施設付近の野外に作品を展示している(詳細は後述)。
- 星の広場
- 陶芸作品の野外展示場。詳細は後述。
- 日本庭園
野外展示作品
編集陶芸館付近および星の広場に陶芸などの各作品を展示している[3]。詳細は下表を参照。なお、本項では作品の制作年順に記載する。
野外展示 陶芸館
編集作者 | 作品名 | 製作年 | 備考 |
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リンダ・ケアーズ | とぎ・ざ・たぬき | 1992年 | |
杉浦康益 | 陶石の石陶 | 2003年 | |
川上力三 | 風の門-宙- | 2005年 | |
上野円 | 幸せを食べる。。。 | 2006年 | |
都丸俊夫 | マルチファニチャー | 2011年 | |
吉村敏治 | 天地のことば | 2013年 | |
リサ・ラーソン(デザイン)、青木寿美子(絵付) | モニュメント「生命の樹」 | 2015年 | |
ヴィルマ・ヴィラバーデ | JUMP | 2018年 |
野外展示 星の広場
編集作者 | 作品名 | 製作年 | 備考 |
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ニーノ・カルーソ | モニュメント「風と星」 | 1991年 | (作品画像:[4]) |
ジュン・カネコ(金子潤) | ダンゴ | ||
任胤善 | 誕生、私、永遠 | 1993年 | 3作品とも1993年製作 |
ピーター・カラス | 幽霊 | 1995年 | |
上田健次 | 断・碑 | ||
李基柱 | 祝祭の夜 | 1997年 | |
レイウェン・アトキンソン | ペーパーマウンテン | 1998年 | |
シャンドール・ケチケメティ | みんなのクロス | 1999年 | |
星野暁 | 古代緑地の雨 | ||
ザビーネ・ヘラー | 無題 | 2001年 | |
速水史朗 | DON | ||
林康夫 | 無題 | ||
吉竹弘 | 情景 | ||
中井川由季 | 膨らみながら進むⅠ | 2002年 | |
栄木正敏 | クライム ブルー | (作品画像:[5]) | |
徐永旭 | 超-空間-風 | 2004年 | |
サンドロ・ロレンティーニ | 炎の人 | 2007年 | (作品画像:[6]) |
ギャラリー
編集-
信楽焼のたぬきと記念撮影用ボード
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創作研修館
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産業展示館
-
星の広場(野外展示場)
-
風の塔
利用情報
編集アクセス
編集- 公共交通機関
- 信楽高原鐵道信楽線信楽駅[1][8]
- 同駅より甲賀市コミュニティバス。「陶芸の森前」停留所下車、徒歩約5分[1]。
- (当施設内に乗り入れるバスが混在する。それに該当するバスは「陶芸の森」停留所下車)
- 同駅より徒歩約20分[1][8]。
- 同駅より甲賀市コミュニティバス。「陶芸の森前」停留所下車、徒歩約5分[1]。
- 自動車
- 新名神高速道路信楽インターチェンジ下車、約8分[1][8]。
- 名阪国道壬生野インターチェンジ下車、約30分[1]。
- (駐車場:普通車 - 約250台、大型バス - 約10台[1])
周辺
編集その他
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j “交通アクセス”. 滋賀県立陶芸の森. 2023年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ 「陶磁ネットワーク発足 全国の6館連携」『佐賀新聞』2008年5月25日。オリジナルの2016年4月9日時点におけるアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ “「野外展示散策ロード」出品作品リスト” (PDF). 滋賀県立陶芸の森. 2020年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ “記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ プレスリリース” (PDF). 京都国立近代美術館. p. 2 (2019年12月). 2022年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ “栄木正敏「セラミックデザインの可能性」作品”. 国際デザインセンター. 2004年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ 小林沙友里(文); 二階堂直敬(撮影) (2018年3月29日). “アール・ブリュットに陶芸、古美術、建築も。注目のエリア・滋賀のアートスポットをめぐる”. 美術手帖. 2022年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ a b c “ご利用案内”. 滋賀県立陶芸の森. 2024年7月15日閲覧。
- ^ a b c “滋賀県立陶芸の森”. 滋賀・びわ湖観光情報. びわこビジターズビューロー. 2023年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ “「スカーレット」ゆかりの地ナビ” (PDF). 「『スカーレット』で甲賀を盛り上げる推進協議会」(現・「甲賀ロケーション推進協議会」) (2020年9月). 2024年7月15日閲覧。
外部リンク
編集- 滋賀県立陶芸の森 - 公式サイト
- 滋賀県立陶芸の森 - 滋賀・びわ湖観光情報
- 公園の中にアートがいっぱい!陶芸をテーマにしたアートスポット『陶芸の森』 - しがトコ