源兼行
平安時代中期の能書家
源 兼行(みなもと の かねゆき)は、平安時代中期の貴族・能書家。陽成源氏、上総介・源延幹の子。官位は正四位下・大和守。
時代 | 平安時代中期 |
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生誕 | 不詳 |
死没 | 不詳 |
官位 | 正四位下、大和守 |
主君 | 後冷泉天皇→後三条天皇→白河天皇 |
氏族 | 陽成源氏 |
父母 | 父:源延幹 |
子 | 兼任 |
経歴
編集陽成天皇の第六皇子である大納言源清蔭の孫で[1]、能書家でもあった源延幹の子として誕生。
当時第一の手書きと称され、位記(位を授ける際に与える文書)や上表文の清書、願文(祈願の意を表す文書)の執筆、色紙形や門に掲げる額の揮毫などを担当した。後冷泉・後三条・白河の三朝にわたり、大嘗会の悠紀主記屏風の色紙形の揮毫を行っている。宇治平等院鳳凰堂(阿弥陀堂)の色紙形の執筆やその筆跡から「桂本万葉集」や「高野切」第二種など一連の古筆が兼行の筆によるものとされている。
官歴
編集系譜
編集- 父:源延幹
- 母:不詳
- 妻:不詳
- 男子:源兼任
脚注
編集参考文献
編集- 宮崎康充編『国司補任 第四 第五』続群書類従完成会、1990年