渡辺道子
渡辺 道子(わたなべ みちこ、1915年3月25日 - 2010年1月23日[1])は、東京都出身の元弁護士[2]。戦後初の女性弁護士で第二東京弁護士会に所属した[3]。日本女性法律家協会会長、婦人少年問題審議会会長、中央労働基準審議会公益委員、日本キリスト教女子青年会(日本YWCA)理事長などを務めた[1][4]。女子学院、東京女子大学、明治大学専門部女子部法科を経て、早稲田大学法学部卒業[5]。
2010年1月23日に肺炎のため死去した。享年94歳。
発言
編集1956年(昭和31年)5月11日参議院法務委員会公聴会にて、死刑廃止に賛成する旨の発言を行っている[8]。
1958年(昭和33年)11月4日衆議院地方行政委員会公聴会にて、警察官職務執行法改正案に対して反対する旨の発言を行っている[7]。
1958年(昭和33年)11月4日の発言においては、「強力化された警察力というものは、その権利と自由を守ってやるのだと言って、他の国民の権利、自由までをも奪ってしまうことになるのではないでしょうか」と危惧する一方で、「最近の勤評ストやデモに見られる一部の団体の行き過ぎを、私ども国民は決して無条件には認めるものではございません」と述べている[要出典]。
著書
編集- 『わが家の法律相談』日本基督教団出版部、1960年、女性と生活シリーズ
- 『新しい朝のひびき』ドメス出版、1992年
共編著
編集脚注
編集- ^ a b 渡辺道子・元YWCA理事長死去 CHRISTIAN TODAY (2010年1月28日)。
- ^ 47NEWS
- ^ 弁護士登録番号05746(第二東京弁護士会)
- ^ 労働基準法の1987年改正をめぐる政策過程
- ^ “女性弁護士のパイオニア 女子学院 中学校・高等学校 公式サイト”. www.joshigakuin.ed.jp. 2024年3月30日閲覧。
- ^ 「…渡辺道子党婦人局長…」 - 共同通信イメージズ、2020年3月28日閲覧。
- ^ a b 第30回国会 衆議院 地方行政委員会公聴会 第2号 昭和33年11月4日
- ^ 第24回国会 参議院 法務委員会公聴会 第3号 昭和31年5月11日